松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★条例づくりのポイント(市町村アカデミー)

2011-10-19 | 2.講演会・研修会
 市町村アカデミーで、条例づくりのポイントを話した。
 今回は、時間が短い割に、話したいことをともかく話したので、駆け足の説明となった。それでも、メンバーが主に法務の人たちなので、概要は理解してもらえただろう。
 最近では、自治体職員が頭脳明晰になっていることと、インターネットの発達で、他の自治体の条例を集めてあっという間に条例をつくることができるようになった。しかし、何度も言うように、これは条例をつくったとは言わない。厳しく言えば作文であるし、せいぜい、仮の目標を設定したに過ぎない。基礎自治体の職員は、足で稼ぎ、体を動かして、一つひとつ積み上げていくものだと思う。
 そこで、徳島市公安条例の大法廷判決を素材に、その適用例を上げつつ縦横無尽に考えてもらい、また自動販売機の回収容器条例を例に、地道に立法事実を積み上げることをやってもらった。短時間のため、そんな泥臭い作業を時間に追われてやることになったが、条例づくりのポイントは理解してもらえただろう。
 この研修のなかでのメインは、一部改正演習なので、新旧対照表方式に関心を持っている人もいた。そんなことで、勢い新旧対照表方式の話になり、私もふれることにした。大事なことは、改め文が難しいから、新旧対照表方式に転換するわけではないということである。法規といえば法規担当という風潮を改め、原課や市民を条例づくりの当事者とするための手段の一つが、新旧対照表方式である。新旧対照表と改め文は、五十歩百歩ということは承知しているが、五十歩よりは百歩のほうが良いという判断である。そのうえで、さらに前に進めばよいのである。
 今回は、時間が押して余談はほとんどなし。私的には、やや物足りなかったが、これも仕方がないであろう。2月にも同じプログラムがあるとのことであるが(すでに依頼を受けていたようであるが、どうしようかと考えているうちに失念してしまったらしい)、結局、展開上、引き受けることになった。今度は、もう少し、絞って話をすることにしよう。
 
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