松下啓一 自治・政策・まちづくり

【連絡先】seisakumatsu@gmail.com 又は seisaku_matsu@hotmail.com

★そうだ、ここは市町村アカデミーだった(幕張)

2012-11-01 | 2.講演会・研修会
 市町村アカデミーで議会事務局職員の研修会に参加した。私の担当は法務である。
 地方議会が大きく変容している中で、議会事務局の役割も大きく変わってくる。ますます政策提案機能が重視されるようになるが、それが議員提案の条例づくりに向かうことになる。条例をつくるとは、どういうことなのか。私の日頃の議論が最もフィットするのが、議会提案の政策条例だろう。
 条例づくりが条文づくりと誤解される。だから、気をてらう作文条例やほかの町の条例を持ってきたコピー条例が跋扈することになる。正直、真面目に自治をやってきたものには迷惑な話である(これは議会だけに限らない。マニフェストの功罪で、行政のつくる条例にも、同様なものが増えてきた)。
 今回は、3コマという限られた時間なので、条文の順番付けと法律の範囲内だけにとどまった。本来は、立法事実をがっつりとやるのがいいが、仕方がない。
 今回も陽気で、活発なワークショップとなったが、盛りだくさんで、受講生は忙しかったろう。そんな時間が押しているのにもかかわらず、わざわざアカデミーの職員にインターネットをつなげてもらい(これはもともとは法令検索システムを見せるため)、勢いで、大学のゼミのブログを見せるという行為に及んでしまった。まちづくりは、若い人のパワーが必要というのが、その背景であるが、わが松下ゼミのSa・Ga・Jyo!6の活動状況を焼津・魚河岸シャツに絡めて、紹介した。
 それにしても、ここは、真面目一徹な市町村アカデミーであった。聞くと、真面目な授業が続いているらしい。そうだろう。そこに、ゼミ生ペンダント事件など怪しいことを話す講師の登場で驚いたろう。「そうだここは市町村アカデミー」だと気が付いたが後の祭り。少し後悔したが、しかし、これからは、どれだけ知恵を出すかが勝負である。少しは、その参考になったのではないかと考えて、気を取り直すことにした。がんばってほしい。

追伸
早速、受講生からメールがきた。
条例は本当に困った人がつくる。基礎自治体は、具体的事実を積み上げて勝負するという
私の意見に共感したとのこと。何よりです。
 
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