松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆若者政策の担当部署の変更・がんばれ市民協働部

2023-05-07 | 若者議会
 新城市の若者議会の担当部署が企画部から新設の市民協働部に変わった。

 もともと新城市の若者政策や市民まちづくり集会は、住民自治推進のための仕組みで、住民自治を切り開き、根付かせるための制度としてつくられた。若者政策が実は大人政策だという議論も、そこから出てくる。若者政策は、若者がいきいきやりましょうというレベルにとどまる政策ではない。

 実は、この所管変更の話は、地域コミュニティ政策学会のオンラインシンポジュームで、大いに盛り上がった。若者政策は、大人も含めた住民全体の民主主義の問い直しの問題であるが、その担保が担当部署が企画部というのが私の意見である。それが新年度から、市民協働部に移るらしいという話になって、方向転換になるのではないかというのが、議論のポイントである。

 参加メンバーの質が高く、このあたりに議論が、すっと進んだ。とりわけメンバーのひとり、金谷さんは、元大阪市の区長さんの経験者で、行政の経営の一翼を担ったので、企画部と市民協働部の違いをよく理解しているので、その説明もわかりやすかった。結局、新城市がこれまでの水準を維持できるかは、経営層、職員、市民も含め、より一層の奮闘が求められるということになった。

 もともと市民協働も、単に市民と仲良くしましょうという話ではなく、自治経営のパラダイムなので、市民協働課は企画部に属すべきというのが、私の意見であるが、市民自治推進課を含む市民協働部が、住民自治の理念を維持、発展させることができるか、大いに注目し、私としても大いに応援したいと思う。がんばれ市民協働部。
 
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