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若者議会の政策提案のうち、顕著な政策効果があったもののひとつに、「ふるさと情報館リノベーション事業」がある。
第1期の若者議会の提案で、実施は翌年度の平成28年である。予算額は、4,169,000円、決算額は、4,091,040円である。
図書館を若者の視点でリノベーションする提案で、2階の利用が少ない郷土資料室を多目的スペースに作り変えることで、学生が勉強できる自習室や市民活動できるコミュニティスペースを作ろうという内容である。
内容は次のとおりである。
2階 郷土資料室を多目的スペースへ改修
2階 郷土図書館の窓際カウンターを改修
2階 飲食ができる休憩コーナー新設"
改修をした2階郷土資料室・多目的スペースは、年間数十人の利用から年間4,000人を超える方が利用されるようになり、主に学生の学習利用環境を整えることができた。
この検討で注目すべきは、若者と行政職員が、互いに、議論するなかで学び、立場を乗り越えながら、同じ目標に向かって、知恵を出し合っていったことである。いく様子は、今後の自治のあり方を示すものである。
『自治体若者政策 愛知県新城市の挑戦』には、次のように書かれている。
「当初、若者委員は、若者が集まることだけを目的にしていた。しかし、アンケートやヒアリングなどを行い議論していく中で、さまざまな立場の人が利用していることに気づき、自分たちの目線で、市民の方が使いやすくなるようにすべきという考え方に変わっていった。
図書館の職員は、若者議会委員との話し合いの中で、「図書館は本を貸したり読んだりするところなので、勉強するなら他の施設で考えたらどうか」という考えであった。しかし、若者自身が、事業に対する思いを誠意を持って粘り強く伝え続け、一緒に考えていくうちに、ともに図書館を良くしようとする立場であることに気づき「私たち(行政職員)が探さなければならないことをあなたたちがやってくれている」と思うようになった。また、「こんな図書館が良くなるチャンスは今までなかった」とも語り、若者委員と図書館職員が協力して取り組むことで、図書館のリノベーションが進んでいった。」
第1期の若者議会の提案で、実施は翌年度の平成28年である。予算額は、4,169,000円、決算額は、4,091,040円である。
図書館を若者の視点でリノベーションする提案で、2階の利用が少ない郷土資料室を多目的スペースに作り変えることで、学生が勉強できる自習室や市民活動できるコミュニティスペースを作ろうという内容である。
内容は次のとおりである。
2階 郷土資料室を多目的スペースへ改修
2階 郷土図書館の窓際カウンターを改修
2階 飲食ができる休憩コーナー新設"
改修をした2階郷土資料室・多目的スペースは、年間数十人の利用から年間4,000人を超える方が利用されるようになり、主に学生の学習利用環境を整えることができた。
この検討で注目すべきは、若者と行政職員が、互いに、議論するなかで学び、立場を乗り越えながら、同じ目標に向かって、知恵を出し合っていったことである。いく様子は、今後の自治のあり方を示すものである。
『自治体若者政策 愛知県新城市の挑戦』には、次のように書かれている。
「当初、若者委員は、若者が集まることだけを目的にしていた。しかし、アンケートやヒアリングなどを行い議論していく中で、さまざまな立場の人が利用していることに気づき、自分たちの目線で、市民の方が使いやすくなるようにすべきという考え方に変わっていった。
図書館の職員は、若者議会委員との話し合いの中で、「図書館は本を貸したり読んだりするところなので、勉強するなら他の施設で考えたらどうか」という考えであった。しかし、若者自身が、事業に対する思いを誠意を持って粘り強く伝え続け、一緒に考えていくうちに、ともに図書館を良くしようとする立場であることに気づき「私たち(行政職員)が探さなければならないことをあなたたちがやってくれている」と思うようになった。また、「こんな図書館が良くなるチャンスは今までなかった」とも語り、若者委員と図書館職員が協力して取り組むことで、図書館のリノベーションが進んでいった。」