松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆自治基本条例推進委員会のあり方(戸田市)

2019-12-21 | 1.研究活動
 3期目に入り、新たな模索が始まった。

 この日は、辞令式があった。注目していたのは、辞令式に市長さんが来られるかである。自治基本条例に限らず、市長さんが変わったとき、前の市長さんの政策をどのように継続するか難しい。とくに、前市長と対立する人が、市長さんになった場合、前の政策を否定、無視する場合があるので、うまく継続することが、事務担当者の役割である。

 大和市のように、それまでの土屋さんの政策を全否定するような動きになると、事務方としては、抗しがたい場合もあるが、うまく説明し、ソフトランディングするのが、事務局の仕事になる。

 私の横浜市時代は、大和市のようなドラスティックな変換は、なかったので苦労したことはないが、部長さんが変わったとき、真っ先に、説明して、いわば白紙の状態のときに、頭に入れてもらうように心がけた。

 その意味では、以前、自治基本条例と市長さんの懇談会があったが、単なる食事会に終わってしまって、本当に、もったいないことをした。

 自治基本条例の推進委員会は、多くのまちでは、苦労しているのではないか。私が知っている中では、新城市のように、今、公開政策討論会の規定を自治基本条例のなかに取り入れるために、ずっと議論しているような例はほとんどないと思う。新城市は、こうした政策論議とともに、市民まちづくり集会における市民活動も、リードしているので、バランスの良い推進委員会といえる。

 焼津市の推進委員会は、まちづくり市民集会のリードにウェートがかかっていたが、その成果を受けて、今後は、政策化に比重を移そうとしている。戸田市も、同じような方向を目指すことになると思う。

 3期目から会長になった横山さんは、牧師さんなので話がうまく、軽妙で明るい語り口なので、会議自体が、随分と闊達になった。それを人格者の前会長さんが、うまく後押しするので、なにか、みんなの力が出てきたように思う。大きな変化は、事務局のMさんが、何か、のびのび話しているような気がするが、思い過ごしだろうか。

 いい感じになってきたと思う。
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