松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★協働のコツ 暖かい眼差し・逃げない姿勢(高知市)

2013-03-03 | 2.講演会・研修会
 高知市で地域コミュニティ、協働についての講演会、研修会があった。
 初日は、市民向けの地域コミュニティの活性化に関する講演会と地域活動をしている3名の市民の方の報告、そして最後に全体でミニシンポジュームとなった。2日目は、職員向けの研修会で、ここでは協働について話をした。
 初日のミニシンポジュームが特に面白かった。質問メモをベースに、それぞれの地域活動の意義、悩み、そして、実際に熱心にやっている人の人となりを浮き上がらせるミニシンポになった。予定外のことで、特に、事前の打ち合わせがなかったが、うまく行ったのは、この人たちが実際に活動しているからである。私はそれを引き出せばよく、後味のよい会となった。
 2日目は、研修会。1時間半と時間が短かったので、最後のほうが忙しかった。役所の人たちなので、ついつい、話が深みにはまってしまう。特に強調したかったのは、協働は「しなければだめだ」と思うかどうかが成否を分ける。トレンドだからくらいの感じでは決して成功しない。もうひとつ、大事なのは、行政の姿勢。暖かい眼差しと逃げない姿勢である。その行政の決意が市民に伝播する。そのために、協働の職員研修をするのである。
 今回の高知は、連れ合いと一緒に行った。誘ったら、珍しく一緒に行くという。
 高知へは、日曜日の朝一番の便で行ったので、日曜市から見ることができた。ヤシの並木とテントだけの露天は、異国情緒たっぷりである。正月に行った台湾を思い出した。この異国情緒だけでも県外者にはずいぶんと魅力で価値である。朝市は、全部で500㍍以上あるのだろうか、お店のおばちゃんに誘われて、たくさんの買い物をすることになった。
 高知は、ともかく食事がうまい。ちょうど、3月はじめころから、高知市をあげて「おきゃく」という大イベントをやっている。おきゃくとは高知弁で宴会という意味だそうで、まさにあちこちで宴会気分である。連れ合いは、高知にいる間、高知はうまい、うまいの連発であった。その端的な例が花粉症である。連れ合いは、花粉症なので、ずいぶんと心配し、空港から市内に向かう車の中で、「高知の花粉はどうですか」と聞いたところ、迎えに来ていただいた担当者のNさんが、花粉で染まる高知の山の様子をリアルに話されたので、やや引いていたが、高知にいた3日間、特に平気で快調だった。連れ合い曰く、「高知は食べ物がうまいからだ」ということになった。
 ひとりならば、終了後、あわてて帰るが、二人なのであちこちへ行った。観光に行くと、私たちは、ボランティアガイドを頼むことが多いが、今回もお願いし、坂本竜馬の青春時代を辿った。ガイドの方は、75歳になるということであったが、生き生きとやっている様子が伝わってきて、私たちも楽しくなった。
 高知のお土産であるが、連れ合いと一緒だったので、いつもよりも、さらにたくさん買った。二人で商店街をひやかしながら歩いていくと、商店街の一番端に、サンゴのお店があった。いろいろと説明を聞き、見比べていると、どんどんエスカレートする。ともかく、今回の高知市における経済効果は、かなり大きかったことを報告しておこう。



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