7月の「アンデルセン」の童話パンは
『にんぎょ姫』です。
人魚姫は、ある嵐の晩に助け出した美しい王子のことが忘れられません。
王子への思いは、日に日に強まるばかりです。
ついに人魚姫は魔女に頼んで、自慢の美しい声と引きかえに、二本の足を手に入れました。
「もし、王子と結婚できれば、永遠の魂を手に入れられるが、
かなわなかったときはおまえは海の泡となって消えてしまうのじゃ」
もう、話すことも、人魚に戻ることもできません。
それでも人魚姫は、王子に会いたい一心で、大好きな両親やお姉さんたちに別れをつげ・・・
パン生地そのものが、やわらかくとってもおいしかったです。
カスタードクリームとフルーツ、ゼリーまで入った
爽やかなパンです。
ゼリーの海に、パンのにんぎょ姫が飛び込んでいるんだよ。
泡となって、消えて行く所なのかな~。
『人魚姫』のお話は、切ないね。
悲しいよね。
身分の違いはどうにもならない?
世の中は無情?
願っても叶わないものは、叶わない?
子ども心に、いろいろな事を考えさせてくれた物語の一つです。
でも、パンはおいしくて
あっという間に、食べちゃいました。