土佐のくじら

土佐の高知から、日本と世界の歴史と未来を語ろう。

日本が賠償金を払わない理由 (後編)

2013-06-02 19:19:03 | 誇るべき日本の歴史

                                                       現代の韓国ソウルの町並み

土佐のくじらです。
前回記事の続きです。

突然ですが皆様、「山の絵を書いてください・・・。」と言われた時に、その山の色は何色で塗りますか?

恐らく、もうほとんどの方が、緑色 で塗るのではないでしょうかね。

しかし、世界の常識では、山の色は茶色 なのですね。
なぜなら、世界の人が見る山のほとんどは、『禿山(はげやま)』だからです。

なぜかというと、日本人は木を切れば、その切った後には、次世代のために植林するのが当たり前ですが、
そういう常識を持った民族は、世界で日本だけなのですね。

ですから日本文化圏だけは、山の色はが常識なのです。

つまり世界の常識では、木は切ったら切りっぱなし・・・なのですよ。
ですから世界的な常識では、人に住んでいるところは、一通り禿山になってしまうのですね。

日本が明治時代に、朝鮮半島に入った時にも、朝鮮の山々は禿山でした。
それを日本人の手によって、植林したのですよ。朝鮮全土に・・・。
それは今でも、韓国領内には残っています。

北朝鮮では独立後に、再び木を切れば切りっぱなしの文化に戻ってしまい、山は再び禿げてしまいました。

ですから、韓国では台風が来ても洪水は起こらないのに、北朝鮮に台風が来れば、たちまち大水害になってしまうのですね。

前回記事で述べた様々な日本政府が残した資産、そして全国土の木の資産、これらを合わせた金額を、
韓国政府は絶対に払うことができないのです。

昭和40年に、日韓基本条約が両国で交わされましたが、「まあお互い、賠償金の話は、ナシにしましょうや。」
と既に、お互いが同意しているのですね。

中国はどうか・・・。

「戦前の日本政府は、台湾には投資したかも知れないが、中国本土には、何もしていないではないか・・・」

そうですね。それは事実でしょうね。
そんな暇、ありませんでしたからね。

でも今の中国政府は、そのことは口が裂けても言えないのです。
なぜなら、中国は一つ・・・という、建前があるからです。

さっきの言葉を中国政府が口にすれば、台湾の独立を認めることになってしまいます。

したがって中国政府は、「賠償金を払え!」と、日本に言うに言えないのですね。

「確か満州には、日本の資産があるはずですので、台湾の分と合わせて返していただいきたいのですが、見積もりを調査しましょうか?」

中国政府が、「金払え!」などと言ってくれば、こう言い返せば、グ~の根も出ないのですね。(笑)

これらの事実が、日本がただの侵略国家でなかった、立派な証となると思います。

でなければやはり、つじつまが合わないのです。

                                    李王朝末期のソウル大通り


日本が賠償金を払わない理由 (前編)

2013-06-02 07:44:15 | 誇るべき日本の歴史

土佐のくじらです。

よく左翼の方々が、
「ドイツは敗戦後、占領していた諸国に賠償金を払った。日本は払っていない。」
と、言っていますね。

民主党政権の時、確か・・・仙石のオッサンだったかな?
「戦後の賠償金を、関係諸国に払う・・・。」などと言っていたことがありましたね。

「第2次世界大戦のドイツは、あの悪名高きナチス党の悪行だった。」
「全ての悪行を、ナチスのせいにしてもいいところなのに、戦後ドイツは賠償金を払った。偉い!」

「それに引き換え日本は、戦中の軍事独裁政権がやったことだと開き直って、賠償金を払わない。」
「なんてこった!」「日本も、少しはドイツを見習え!!」

こういう左翼的論調・・・一見筋が通っているように聞こえますね。

でも・・・
日本とナチスドイツとは、事情が違うのですよ。

実は・・・
日本が賠償金を払うと、払われた側が迷惑するから、親切心で払わないことにしているんですね。

これこそ、この歴史カテゴリーで、私がずっと繰り返し述べている、
日本の戦争観がビジネスではなく、純粋に国防であった・・・という、動かぬ証拠だと私は思うのです。

なぜ日本は、中国や朝鮮両国に賠償金を払わなくていいのか・・・
それは・・・

日本統治時代に、当時の日本政府が造ったインフラが彼の地にあって、
その日本の資産が、まだ関係諸国にたくさん残っているからなのです。

道路・鉄道・ダムそして発電施設、ガス・水道・大学などの教育機関・堤防・港・etc・・・

数え上げればきりがないくらい、当時の日本政府は、朝鮮半島や台湾に、投資をしております。

韓国一の大学、ソウル大学は日本国立です。
しかも、東京大学などと同じランクの、旧帝大です。

その総資産金額は韓国領内だけで、かなり少なく見積もって、約8兆円と言われております。

「賠償金を払ってもいいけど、資産を返してくれる?」
こう日本に言われたら、実はどこの国も払えないのですね。

ナチスドイツは関係諸国を破壊し、その地から富を奪っていきました。
日本は富を奪わず、(まあ、富なんて、その時の朝鮮・台湾にはありませんけど。)逆に投資していたのです。

占領地に投資していた国家なんて、歴史上日本以外に存在しません。
併合時の朝鮮半島の人々の暮らしは、日本本土よりも生活レベルが高かった・・・という話すらあります。

潤沢な投資が、彼の地を潤したのです。

イギリスはインドを実質200年に渡り支配しましたが、その間インドから搾取し続けました。
弟2次世界大戦後の独立時には、インドは最貧国の一つでした。

それに引き換え、朝鮮や台湾、パラオ諸島など日本が併合した土地には、
戦前日本が作った生活や産業関係の各種インフラがあり、併合以前よりもはるかに豊かなくらしを、人々は享受しておりました。

日本にとって、世界の人々が思うような植民地はなかったのです。
日本は植民地とはせず、自国領として扱い、冨を奪わず、むしろその地の冨を増やしました。

日本は素晴らしい国です。
そして、誇るべき歴史を持っております。