UENOUTAのお絵描きとかブログ

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ある日、超能力に目覚めた件 第二章 第二十九話Part5

2025-01-04 18:43:15 | 日記
「安心して、足軽は……多分無事よ」
「たぶんって……」
 
 それは安心できないやつじゃない? と小頭は思った。それに対しておばあちゃんもバツが悪そうではある。
 
「ちょっとここは熱いわね。少し日陰に行きましょう」
 
 小頭は結構汗をかいてた。それはそうだろうだって今は真夏。それに海に近い場所は潮風こそあるものの、日陰になりそうなところはなかった。だから一旦内側の公園みたいな所に入ることになる。
 二人してベンチに座る。隣り合って座ると早速続きをおばあちゃんは話してくる。
 
「聞いて。多分なのは、呪いで足軽がどうにかなることはないって事。それは確信できてるの。でも……今、足軽がどうしてるのかはわからないの」
 
 なるほど……と小頭は思った。お兄ちゃんはとりあえず呪いでは危険が及ぶことはないけど、あの地獄の門の向こうのことはおばあちゃんにもわかんない。だから「多分」なんだろう。
 
「どうしてあんなものが? あれも呪物とか?」
 
 地獄の門という呪物があるのか? と小頭は思った。実際なくもなさそうだな――と思う。だってめっちゃ呪物のような名前ではないか。まあそんな名前なのかは全く持ってしらないが。
 けどおばあちゃんは首を振るう。
 
「あれは呪物ではないわ。それに……どうしてあんなのが現れたのか私もわからない。でもこれだけは確実ね。呪物と足軽の力……それがぶつかりあった影響があれを開いてしまったの」
「お兄ちゃんの力?」
 
 イマイチ実感できない小頭だ。だって足軽は小頭の前では「力」なんて使ったことない。てか一体いつから? ここまで来たら足軽はきっと超能力者だ。でも一体いつからと考えてしまう。
 
「私も正確には……そういうの詳しくないしね。でも浮いたり、手をかざして吹き飛ばしたりしてたわよ」
「えぇー」
 
 なにそれ? である。そもそも浮くって……どういう力なんだろう? と小頭は思った。自身の身体を浮かす超能力? と思ったけど、直後におばあちゃんは相手を吹き飛ばしてる……とも言ってる。
 ならば一種類では無いのかもしれない。
 
「おばあちゃんは無事だったんだね」
「私のことは足軽が守ってくれたから」
 
 そう言っておばあちゃんはあのときの事を語ってくれる。
 

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)盤上の迷宮航路にご招待 148

2025-01-04 18:38:14 | 日記
「このままじゃ……」
 
 戦況を私は把握する。一番それができるポジションに私はいるだろう。だからこそ、俯瞰して戦場を見て、これからを考えるのが大切だろう。今の現状は、当初の予想よりも遥かに悪い。
 なんとか倒せた……と思えた腕はその力をパワーアップさせてしまった。それにミレナパウスもここにいる全ての目玉を倒せるだけの力はないだろう。はっきり言ってここからは撤退戦をしたほうがいい。でも問題はここには物理的な扉からは来てない……ということだ。
 
 私は出口を探してる。幸いなことに、ここのテクノロジーは古いが、私と通じてるところがある。だからこそ、アクセス自体はしやすかった。根幹はきっと私が作られた世界と同じなんだろう。
 
 でも私にはこの船の記録はない。でも、同型の船の設計図は手に入れた。それがそのまま適用できれば早かったが……流石にそうはいかない。それにそれで得たこの船の目的……どうやら元からこの船だけで生態系が完結できるようにと設計された移民船みたいだ。
 自分たちの世界がどうにかなった時、新たな世界への旅路の友となる世界航行船……それがこの船だ。だからこそ、バカでかいわけだ。この世界で、命を回さないといけないのだから、この大きさも納得でしょう。
 
 そんな船の守護者……それがあの腕。どうやらかなりパーツとしては節約してあるらしい。でもそれはそうだなって思う。だってあれは腕だけだ。他のパーツはない。言うなればG-01の腕だけで自律的な戦闘をできるようにした存在。それがあれだ。個体の識別はあの輪っか……「アストラルリング」で行ってる。今勇者があの輪っかを壊そうとしてるけど、それは正解。
 
 腕はどうやらいくらでも換装がきく。流石に何個もストックがある……とは思えないが……どうやらこの船はかなり前からかなりの節約して稼働してるみたいだし……そのアーカイブを見る限り、腕のストックがそんなに有るとは思えない。なにせ優先順位はこの船の中に有る世界の生態系を維持するのが一番だ。
 だからきっとあの腕を維持するのは最低限だったはず。けど、それでもあの戦闘力。やはりというべきか、とんでもない技術力。
 
(けどあと一回でも換装の腕が残ってたら……)
 
 そのくらいなら正直あり得る。輪っかを壊せたら換装の心配はなくなるが……今の状況でのその可能性は……3%未満。勇者はそれをひっくり返せるのか? 勇者としての意地を見せてくれるのか? とりあえず私は別のアプローチでこの状況を改善するように頑張るしかない。