軽井沢~標高1150Mの森の家とエコ農園からの便り

雄大な浅間山の南麓・千ヶ滝西区の農園で、自然の生態系保全のため化学物質を一切使用せず西洋サラダ野菜の栽培に取り組む

自然水

2010-04-11 22:12:14 | Weblog
理想の住環境について想いをめぐらすときに・・・

空気が良いこと、水がおいしいこと、豊かな自然が存在することなどを挙げることに、よほどのへそ曲がりでなければまず異論がないであろう。

以上の中でも、やっぱり水だと思っている。

空気が良くても、そこに豊かな自然があったとしても必ずしも水がいいとは言えない。
近くにゴルフ場や鉱山跡があったりすると・・・。

軽井沢の隣りの町に住む知人の話を聞いた。
水はまずく、緑茶などはあまり美味しく飲めないんだよ~と聞いた。

一見、田舎の田園地帯で広大なレタス畑が展開していてさぞかし水なども美味しいんだろうな思うところでだ。

農園の往復は勿論、町に買い物などに行く時も頻繁に通る林道がある。
猪はじめ野生動物にしょっちゅう出っくわす林道で一般車はほとんど通らない。

その林道にはミネラルたっぷりの自然水に授かれる箇所がある。

崖から筒で引水しているものともう一つは崖から自然に垂れ落ちてくるものとの二ヶ所。
どちらも豊かな水量だ。

朝、農園に向かう際この水をがぶ飲みし、ついでにボトルにも汲んでいく。
脳が記憶しているのであろう。飲んだとたん全身爽快になる。

ボトルの水は時には来園してくれた人にも振舞う。
一様に甘い~と。

振り返ると、イタリアのフランスに近い、そしてスイスにはもっと近いピエモンテ州ノヴァーラ県でも湧き水を飲んだことがあった。
メルカートの帰り、乗せて貰ってるヴィクトリオさんの車が夜道の農道で停まった。

農道の脇にある水栓を開け彼は飲み始めた。
美味しいから飲んでごらん・・・と彼。

美味しかった。
ここから、スイスまではほぼ1時間半くらいだとのこと。

モンブランやマッターホルンの水と浅間山の水。
山からの汚れなき水は洋の東西を問わず愛飲されている。