軽井沢~標高1150Mの森の家とエコ農園からの便り

雄大な浅間山の南麓・千ヶ滝西区の農園で、自然の生態系保全のため化学物質を一切使用せず西洋サラダ野菜の栽培に取り組む

アートの空間(続々)~イタリア野菜は今さらに・・・

2010-04-23 09:22:47 | Weblog
美を競いあいながら、さらに逞しく成長している。

レストランの要望の強い大型連休時の納品を照準に厳冬期の2月から頑張って育てたイタリアンなどのサラダ野菜の成長は順調だ。

高冷地の軽井沢で、通常、大型連休の頃に純粋の軽井沢産野菜が出揃うことはまずないと言って良い。

ましてや、昨今の低温・日照不足、昨日の軽井沢は午前中から雪が舞ったくらいの異常天候ではだ。

2月、寒締めに遭い、その他においてハングリーに育てられた苗達だ。
異常天候など別にどうってことはない元気さだ。

まだヤングの段階だが、今日、いつものように離山通りのレストラン「シエ草間」さんに数種類のイタリア系のサラダ野菜、それと旧軽井沢の「ホテル鹿島の森」さんにはハーブティー用のフレッシュハーブを届けた。

「ホテル鹿島の森」さんは、今春からお客様にハーブティーのサービスをしたいということ
でこれまで2度ほど最初はYシェフと一緒に担当の2人の若き女性スタッフが農園に見えた。

農園のあちこちに自生しているハーブを目で確かめて、そして触れて、嗅ぐんで等々・・・してもらった。

そう言えば、とても愉しいひと時があった。
「ホテル鹿島の森」さんで6名でハーブティーのミーティングの最中に男性スタッフの方が席を立って行った。

フィレンツェに滞在中に妻と一緒に尋ねた800年の歴史を誇る世界最古のハーブ薬局「サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局」の話をした際だった。
この薬局はサンタ・マリア・ノヴェッラ教会のすぐ前の確かスカーラ(SCALA)という名前の通りだと思ったがこの通りにあって、とても目立たない入り口だが中に入ってびっくり。エントランスが素晴らしい。店内は歴史を感じさせる重厚さで壁面には絵画なども。

実は、この薬局の話が出たからであろう、男性スタッフの方がこの薬局で販売されている薬草リキュールを含む小さな瓶を二つほどもってきてくれた。すでにホテルにあったのだ。

皆で嗅ぐんだりしながら薬局の話がはずんだ。

本物に接することはとても感動的なものだ。