余録:英語の辞書で印を意味する「マーク」という言葉を…

毎日新聞　2014年08月08日　00時16分（最終更新　08月08日　00時24分）

　英語の辞書で印を意味する「マーク」という言葉を調べると、語釈の一つに「だまされやすい人」「（詐欺などの）カモ」との説明がある。その昔、米国のカーニバルを舞台にインチキ商売をしていたいかさま師たちの隠語（いんご）だったという

▲いかさまゲームでまんまとお金をだまし取られた人がいたとする。いかさま師は「ツキがなかったな」と、その人の背中をポンとたたく。すると手につけてあったチョークの白い粉が背中に移る。他の商売をする仲間に「カモが来たぞ」と知らせる「マーク」である

▲いやはやとんでもない連中だが、ペテン師たちの狙うところは古今東西さして変わらないらしい。詐欺の被害者のリストが闇（やみ）社会に出回り、被害金の取り戻しなどをうたって新たにお金をだまし取る詐欺も絶えない今日である。何より人を見下す悪知恵（わるぢえ）が憎たらしい

▲オレオレ詐欺など電話やメール等による「特殊詐欺」の被害額が過去最悪だった昨年を上回る増え方を見せている。警察庁の調べでは今年１〜６月の被害総額は昨年同期を２６．５％上回る２６８億円、急増しているのはウソの金融商品勧誘を含む架空請求詐欺という

▲金の受け取り法も宅配便やレターパックで現金を送らせる手口が昨年来増え続けている。金融機関での詐欺対策が強化されたためだが、１件あたり被害額は現金送付型の方が多いという。世の変化に素早く対応し、転んでもただで起きない悪知恵の進化にはあきれる

▲摘発された者の４割近くは暴力団関係者で、その比率の伸びも目立つ。今度こそ捜査機関が詐欺グループの組織的実態と首謀者を「マーク」する番である。

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つぶやき　　

　相変わらず「おれ・おれ詐欺」がはびこっているようだ。　この詐欺は日本人のお人好しの最たるものだろう。　被害者はお年寄りときている。　私など貧乏人はお呼びでないようだ。　

まァ　そんな電話がきても「それは大変　警察にすぐに訴えな・・・」と答えていることだろう。　

新華社の日本語記事を読むと中国ではこのような詐欺には先ず引っかかることはないらしい。　都会に出た子は週に一度か月に１～２度は必ず親に電話をしているからだと言う。

それに親は子供には「中国人には気をつけろ」と厳しく注意していると言う。それほど自分の国の人を信用していない。

確かに私が一度だけだけど香港に行った時のアパートは５～６階まで窓には全て鉄格子が嵌められていた。それを見たときに「あんな高いところまで泥棒は登るのか？と思ったが・・・どのアパートも同じであった。　　

映画で見る中国のアパートの入り口も二重になっていた。　危険な泥棒が多いようだ。　

日本は全てが「性善説」が基準になっていると聞く。　もう　それは卒業してよいのではないか？　

お人好しもいい加減にしてほしい。時代は変わってきている。　

戦後の憲法を後生大事にしているは先進諸国では日本のみと言う。　現況に適した「憲法改正」が望ましい。

天気予報によれば相当激しい雨が降るらしい？　きょうから２～３日は天気予報から目が離せない。岩国の弟の家は平野なので災害はなかったと連絡が来た。　新港のほうで山の地崩れで家が２軒壊れたと言ってきたが・・・・。ＴＶでもその後の報道はない。

追伸　

１１日は月の最接近と満月とが重なるスーパームーン、１２日夜はペルセウス座流星群のピークと、夏の天体ショーが続く。　　←　「９日の余禄より引用」

還り見れば酔生夢死か？