日本が初めて経験した国際裁判は明治初めのマリア・ルス号事件だった。横浜に停泊していたペルーの貨物船で奴隷として監禁されていた清国人への虐待が発覚、日本政府が解放したところ、ペルー政府が国際法違反だと抗議したのだ
▲紛争はロシア皇帝・アレクサンドル2世を判事とする仲裁裁判に付され、1875年に日本側勝訴となる。奴隷だった230人余はすでに清国政府が用意した船で帰国していた。世界的にも国際裁判の黎明期(れいめいき)の成果だった
▲19世紀末のハーグ平和会議では常設の仲裁裁判所の設置が決まり、20世紀には国際司法裁判所も設けられる。もちろん大国の身勝手によりしばしば踏みにじられてきた国際法だが、国際紛争を国際法によって公正に、平和的に処理するのは人類全体の悲願といえよう
▲これは冗談かと初めて地図を見る人をあぜんとさせる「九段線」である。中国が歴史的権利を主張する南シナ海のほぼ全域を点線で示したもので、周辺諸国をなめる「舌」の形だ。それを国連海洋法条約違反とするフィリピンの提訴をめぐる仲裁裁判所の判決が出た
▲そんな歴史的権利を主張する法的根拠はない、そうはっきりと断定したこの判決である。中国が造成した人工島は海洋権益を設ける条件を備えていないとも判定した。これに対し中国政府はかねて表明していた通り、裁判は受け入れられないと強い反発を示している
▲19世紀から人類が積み重ねてきた国際法による紛争解決の努力に背を向ける国が、21世紀の世界で尊敬される地位を占められるのか。お得意の「核心的利益」の所在を見誤ってはならない中国指導部だ。
ソース : http://mainichi.jp/articles/20160713/ddm/001/070/154000c
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つぶやき
>日本が初めて経験した国際裁判は明治初めのマリア・ルス号事件だった。横浜に停泊していたペルーの貨物船で奴隷として監禁されていた清国人への虐待が発覚、日本政府が解放したところ、ペルー政府が国際法違反だと抗議したのだ<
この ような歴史事実を何故 義務教育で教えないのだろう? 近代歴史の真実を教えることの大事さがよくわかる。
ただただ日本は中国をはじめ東洋各国を侵略した悪い戦争をしたと・・・日教組は なにもわからぬ小学生から中学生に至るまで義務教育で教えていたのだ。果ては「竹島はもともと韓国の領土だ」と北海道教育委員会は小冊子(?)まで作って教えていたという。日本政府の正式な主張など頭から否定している。
日本国民が おかしくなるのも当たり前である。 「九条バカ」と同じである。
中国の「九段線」などは国際法を全く無視している自分勝手な主張であったが今回 それを明快に否定した仲裁裁判所の判決など近頃に見ない正道な判定と私は思う。 地球上すべてが中国の延長と考えているかの ような中国の図太く厚かましい態度には唾棄さえ覚える。
一番 危ないのは社会党・共産党・日教組の本拠地「沖縄」でしょうね? 若しも米軍が撤退すれば日本の防衛庁だけの軍事力だけでは 沖縄は ひとたまり も ないでしょう? 1944年の再来になることでしょうね? 勿論 そのくらいは百も承知の沖縄県人の「反日・反対運動」でしょうから・・・。
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