還り見れば酔生夢死か?

80歳代の聾人でネットの話題を書いています。足が悪いので家で得ることが出来るネット情報と私自身の唯我独尊の偏向文です。

実行力・・・・?

2013-08-03 06:47:32 | ネタ

 

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http://mainichi.jp/opinion/news/20130803ddm005070002000c.html 以下全文

近聞遠見:「坊さんと先生だけ」は先入観=岩見隆夫

毎日新聞 2013年08月03日 東京朝刊

 トップの采配について考えてみる。

 首相という強力な権力者が指示すれば、大抵のことはできるのだろう。だれもが漠然とそう思っている。一般論として。

 だが、実際の首相の采配が必ずしもそうでないことも、歴代を見ていてわかっている。まず指示がマトを射ているか、次に指示倒れにならず、やり抜く政治力と執念を持ち合わせているか。そのあたりで値打ちが定まってくる。

 一例として、大平正芳首相。鈍重のようにみえて、決断型だった。反対を覚悟で消費税導入を決意するが(1979年)、挫折すると後事を竹下登蔵相に託した。竹下は周到な準備のすえ、自分の政権のもとでついに導入を果たす(89年)。

 「あれは大平さんの執念が乗り移ったんだよ」

 と竹下は晩年の回顧録で語ったが、大平による10年越しの采配だった。

 安倍晋三首相は参院選大勝のあと、

 「どっしりと腰を据えて、政策を力強く前に進め……」

 と決意を語った。マトを射た指示を繰り出してくるか、自民党に1票を投じた人も、安倍の采配に疑心暗鬼である。

 新刊の「武村正義の知事力」(関根英爾著・サンライズ出版)という本を読んだ。トップの采配で相当のことができることを改めて知る。

 武村が革新陣営に推され、全国最年少の滋賀県知事に当選したのは74年11月、40歳だった。3期12年務め、衆院議員に転じる。

 1期目に県財政の再建と琵琶湖の汚染対策に取り組み、2期目に野心的な<文化の屋根をかける>政策を打ち出した。文化的施設を充実させる一方、一般の県行政のすみずみまで文化的気配りをする。<屋根>の意味である。

 柱に据えたのが図書館行政だ。当時、滋賀県内に図書館は4館しかなく、全国最下位を低迷していた。武村は、図書館の仕事は人だ、と考え、部下に、

 「県立図書館の館長にふさわしい人を全国から探してほしい」

 と指示する。白羽の矢が立ったのが前川恒雄。東京都日野市立図書館長を務める、この道の練達の士だ。

 しかし、前川は招きに簡単に応じない。武村の指示で、副知事らが次々に日野入りし、説き伏せる。強引だ。滋賀にやってきた前川は、

 「市町村にどんどん図書館をつくりましょう」

 と武村に思い切った補助制度を求め、かなえてもらう。だが、市町村長を回って協力を頼むと、どこも、

 「本を読むのは坊さんと学校の先生だけ。つくってもだれもこない」

 とつれない。しかし、だれも坊さんと先生だけ、を見たわけではない。誤った先入観だった。

まもなく空気が変わる。新設の図書館にびっくりするほどの利用者が訪れたのだ。図書館網は全県に広がる。館長は他府県からベテランをスカウト。入館者数、1人当たりの貸出冊数がぐんぐん増え、まもなく東京を抜いて<日本一の図書館県>にのぼりつめた。

 前川の証言によると、そのころ武村に、

 「知事として読んでおいたらいい本を毎月3冊ほど選んでくれ」

 と頼まれ、選択に悩みながら届けた。知事室を訪ねると机の上にちゃんと置いてある。

 「読んでますか」

 「いやあ、全部は読めないけど、表紙をみるだけでも勉強だよ」

 中央政界入りしてから、武村が前川に漏らしたという。

 「知事時代、いろいろな仕事をしたが、少ない経費で大きな効果を上げたのは図書館だ」

 武村だからこそできた、と思う。采配はそうあってほしい。

 首相と知事では、采配のレベルが当然違うが、トップとしての姿勢は共通している。

 安倍自民党はいまや衆参両院で410人。全議員の56%を占め、第2党の民主党116人の3・5倍の大所帯だ。これだけの数の力があれば、と思うかもしれないが、実はそうではない。

 ふくらんだ分だけ党内事情は複雑になり、内外のあらゆるテーマをめぐって、論争、対立が顕在化してくる。もちろん、外側からは、野党の攻勢、少数だけに先鋭化してくるとみなければならない。

 1強体制は決して安泰ではない。そんななか、安倍の采配が問われる。党内融和、政権安泰を優先させれば、調整的、微温的にならざるをえない。反対、抵抗を押し切っても壁に風穴をあけようとすれば、傷を負う、しかし、采配はさえ、政治が躍動するだろう。

 さて、安倍はどうする。(敬称略)=第1土曜日掲載

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 岩見隆夫ホームページ http://mainichi.jp/opinion/column/iwami/

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つぶやき ぼやき

 最近 図書館にあまり行かなくなった。 

理由は大方の調べ物はパソコンで簡単に分かるからである。図書館でお借りするのは主に過去の小説や 美術関係の写真集などである。

それに問題は図書館の駐車場の収容能力である。今や 公共建物に限らず商売も駐車場があれば少々遠くても商売は成り立つのだ。

いかに町のメイン道路にお店が面していようとも車一台も停められないお店は流行らない。車社会に変わったのだ。

 

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* 外気温 24度 無風 曇天  (午前 6時 丁度) 最近は朝 晴れた空が見えない。

昼間は強い陽射しがあるのだが?うっとうしい限りだ。

昨日も相変わらず体調不良で少し気になったので体温を図ると37度 あった。

私の体温は平熱が35.5分なので平熱より1・5度高い。 少し前なら37度もあると それこそ大騒ぎだったのだが・・・・。 身体が鈍くなったのか?だるいだけである。 

水ッ鼻がチョチョロでるのが困る。 人生店仕舞いを考える時期がきたのかも知れないが なにもする気がしない。

どうやら歩けなくても彼の岸には行けそうだ。船なら歩く必要はないか?

 


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