昭和40年代半ば頃ですが自動車の免許をとって間も無くの事です。
仕事で市街地を走り回っていた頃である。
繁華街の信号の無い交差点で右折しようとハンドルを切って交差点内で停車し対向車の行き過ぎるのを待って車を出す・・と
眼の前に突如 和服で腰が曲りかかった杖を付いたお婆さんが ヒョコ ヒョコ と車の前に出て来た。
お婆さんは歩道でなく車道を歩いていたのだ。
ビックリしてブレーキを踏もうと思ってもアクセルの縁に靴底の皮の出張ったところがアクセルに引っ掛かり足が上がらなくアクセルから右足が離れない。
少し下り坂の所為か車はユックリと正にお婆さんを目がけている如く近づく・・・お婆さんは車と歩道のガードレールに挟まれそうになった。
正にその時 前のお婆さんは誰かに抱えられて持ち上げられる如く ふァ~ と歩道脇のガードレールの中ほどに跳び揚がり側にあった街灯の柱に取り付いたのだ。
夢を見たような一瞬だった。その時に足への注意が逸れたのか? やっと足がアクセルから外れブレーキを踏む。
車は止まった。
お婆さんは私の車の方を見ながら自分の姿にビックリしていた。
私も驚いた。
何しろ、さっきまで杖を付いていたお婆さんが跳びあがったのだから・・・・
車との間は、まだ50cmくらい空いていたが兎に角 事故は避けられた。
車から降りてお婆さんに深くお詫びをして
「お怪我はないですか?」と尋ねたが、お婆さんは目を白黒させ何も言わずに ちょっと会釈をしただけでスタスタと歩いて行かれた。
「あの~ォ 杖をお忘れですが?」 と呼びかける私の声も聞こえないのか、そのまま視界から去られた。
あのお婆さんを持ち上げたのは誰なのだろうか?
まさか自分で飛びあがった?
それも、お年寄りの女性の方が咄嗟に40cm~50cmも跳びあがれるだろうか?
その上それも和服姿で・・・
降りるとき着物の乱れもなく、すんなりと道路に跳び降りられたのだ。
彼女を助けたのは誰だろう・・・
投稿された記事、楽しく読ませて貰っています、文章が上手で私の文章など、恥ずかしいく思います、9月1日の広報よこすかに「空母問題特集号」が出ていますが、どの様に思われました、
生憎と「見出し」のみ見まして読んでいません。すみません。m(__)m
以前発生した強盗殺人事件はお断りです。空母問題は私のような年寄りには問題が大きすぎます。
私は夜は怖くて出ません。