便利＝退化＝不便 では？ （余禄）

 

余録:サバのみそ煮と肉豆腐に冷やしトマト……と数々の…

毎日新聞　2015年03月23日　00時24分（最終更新　03月23日　00時27分）

　サバのみそ煮と肉豆腐に冷やしトマト……と数々のおかずの中から選んで注文する大衆食堂はかつて庶民の強い味方だった。ところがセットメニュー慣れした最近の人は自分で組み合わせを考えるのが面倒なようで、それが客足が遠のく一因となった−−

▲こんな話を野沢一馬（のざわ・かずま）著「大衆食堂」（ちくま文庫）で読んだのは１０年も前だ。その後、飲食チェーンが一段と全国に拡大する一方、最近の高級すし店ではお好みでつまむのではなく店に「おまかせ」が主流とか。コースのみのフレンチやイタリアンも増えた

▲そして今度は提供する側が、こちらの好みを推察してくれる時代がやって来た。例えばネットで買い物をすると「これを買った人はこんな商品も買っている」「あなたにおすすめの商品はこちら」といったメッセージが出てくる。ビッグデータと呼ばれるものの活用だ

▲無論、一人一人の買い物履歴など膨大な情報がネット空間に蓄積されているからできること。「この人はサバのみそ煮が好き」だけでなく、重要な個人情報がいつ外に漏れ出すとも限らない

▲一昨年、ＪＲ東日本がＩＣ乗車券「スイカ」の乗車履歴を外部に販売し批判されたことなどを踏まえ、政府はビッグデータの活用を新たに規定する個人情報保護法改正案を決めた。個人が特定されないよう情報を削除・加工すれば本人の同意なしでも第三者に売買できるとの案だが、さてそれで十分か

▲実際の店頭でもカードを出せば瞬時に好みの食べ物やぴったりの服が出てくるようになれば確かに楽で便利だろう。だが知識と注意が少し必要というのが私たち大衆の心構えだ。

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　　つぶやき

  便利になれば人は考えなくなるようだ。　ボタン 一つで望みの物が得られる。　一見　便利のように見えるがそこに「考える」と言う過程が抜けている。　　

考えれば私も座って本ばかり読んで席から立つこと、歩くことを忘れていた時代があった。　そのためか？今は膝を痛め歩けなくなった。　便利な車ばかり使って歩くことを忘れた罰を与えれたのかも？

「後悔 先 に立たず」を地でいっている。　横須賀の町にも街路樹のモクレンの白い大きな花が咲いている。

気候 もかなり暖かくなった。　兎に角　これからは少しでも歩くことに努めなければ・・・益々歩けなくなる。

午前　７ 時　気温は１３度　　暖かい。　　いい天気だ。　もう向かいの家には朝日が差し込んでいる。我が家の庭の芝生にも朝日が輝いている。

　私の左目の眼瞼下垂手術をして今日で３ケ月目だ。　右目が５月末と決まっている。　願わくば速く済ませたいものだ。