「手話の会」で恒例の筍堀の会が催され、本日(4/11) 我輩も参加した。
筍堀の場所は「手話の会」の長老のO女史のお家の裏山の竹林であった。
この横須賀でも旧家のようで家の造りが違う。凄い書院造りであった。
街道に面したところに石柱の門があり、其処から百メールばかり、なだらかな坂を登ったところにお屋敷があった。
参加した会員は例年参加しておられ我輩は初めてである。
勿論 タケノコ堀など生まれて、このかた初めてである。
タケノコ堀の道具は全て、この家のご主人のO女史により整えられていて我輩を、はじめ参加者は作業着で参加すればよいのだ。
竹林の持ち主の女史は当市の手話の会の長老で昔からボランテアをやっておられたようである。
我輩が「田浦手話の会」に入会してイロイロとご教示戴く素晴らしい方でもある。
お屋敷に伺って、またまた驚いたのは屋敷の広さと敷地の広さの有様である。
既に背中に背負う竹籠やタケノコを掘る鍬、山芋堀の突き棒(名前が分からない)等が物置の前に揃えられてあり、女史の段取りの良さにも流石!と感じ入る。
集まった方(8人)がそれぞれ、思い思いのタケノコ堀の道具と竹籠を背負い道具を持ち裏山に入る。
我輩は何しろ掘り方が分からない。
参加された方(我輩以外全て女性)がタケノコを掘り始められて我輩は、そのタケノコの掘り方をそばでジ~ィと立って見る。
やがてその方が直径6寸はあろうか?と思う大きなタケノコを掘り起こしてそばに置く。
ハハ~ン! そのようにして掘るのか・・・。
我輩は感心して見ている。
待った!待った!感心している場合でない。
周りを見ると、みんなそれぞれ一生懸命にタケノコ堀に夢中になっておられる。
コリャイカン!我輩も一丁頑張らなくては?とタケノコの芽を探す。
見ればそこらじゅうにタケノコの芽が1~2寸出ている。
どれにするか迷うほどである。
よし!これだ!と掘り始める。
ところが、これが大変なのだ。
いざ掘り始めると竹の根がタケノコの周りに絡まって鍬に絡まり中々掘れない。
先ほど見た方はそんなに苦労されていないようだったが?どうも掘るのに方向があるようだ。
何かと考えながら、また、掘り始める。
やっと掘り出したのは直径3寸もない長さは6~7寸くらいだ。
これではダメだ!別の少し芽の大きいものを掘り始めたが、そうは、やすやすとは掘れない。
息を切らせてやっと2本目を掘り出す。
今度のタケノコは根元の直径は6寸はあろうか?長さも1尺はあると思われた。
我輩は既に汗ダクダクとなっている。
タケノコも仇や疎かには食べられないなと、改めて思い知らされる。
みんなを見ると山の上に上がり掘っておられる方、斜面で掘っておられる方と皆さん慣れたものだ。
既に何回も参加された方の掘り方は我輩とは随分と異なる。
見るとも為しに見るに非常に要領がいい!
それでも我輩は、なんとか次のタケノコ堀に挑戦する。
掘り起こしたタケノコは一箇所に集められみんなに等分に分けられた。
非常に沢山掘られた方も我輩のように突っ立っていた者も一様に分配されて、なんだか済まない気持ちになる。
お昼は皆さんが屋敷の客間(和室20畳)に集まり手話や普通のおしゃべりをする。
賑やかで楽しくもあった。
ご主人の女史も参加されてイロイロと話は弾み3時前後にお開きとなり、それぞれ両手にタケノコを抱え帰路につく。
家で直ぐにかみさんに
「おい、こんタケノコを刺身にしてくれ!」と頼む。
タケノコを摘みにビールを飲む。
「ああ、美味い!」思わず口に出す。
以前 京都のお店で食べたのを何となく思い出す。
昔のことでお店の名前は忘れた。大きなお寺の近くだったが・・・。
タケノコの刺身は何十年ぶりだ!実に美味い!
「○子(近くの娘)に持って行けよ」
「そうするよ」
手話の会に入会していて良かった!とタケノコの味に感謝しきりである。
感謝する相手はO女史を、はじめ手話の会の会員殿であるが・・・・・。
沢山掘られた方も等分に分けられたタケノコに何も言われず、ホントになんと言ってよいか分からない。
「来年また掘りましょう」といわれても我輩が生きているか?
どうかは分からないが、今はその元気が欲しい。
その前に一度岩国に帰郷して見たいと思う“くそ爺”である。
岩国も錦帯橋の上(カミ)の錦川沿いに素晴らしい竹林があった。
錦川の洪水対策と竹細工により地場産業の発展のためと聞いたことがあるが・・・。
故郷は 遠くにありて 思うもの・・・・。
デジカメが見当たらなく普通のバカチョンカメラを使ったので、まだ焼きあがらない。
写真は後で挿入することにする。
筍狩りは見たこともありませんが、相変わらずの描写で一緒に筍狩りをしたようです。筍のさしみ試食したことありません。
北海道竹の子狩りは「根曲がり竹(笹)」の竹の子
狩りです。根曲がり竹の下を這うようにして取るので、方向が解からなくなり遭難する方も何人か出ます。有料の所は遭難はありません。
嫁の父が毎年山の奥で採って送ってくれ、美味しく戴いてます。
子供の頃よくタケノコを取りに行ったようです。
よく聞きますと、こちらの筍と異なり細くて地上に伸びたものを折り取ったと言っています。
沼じじさんのコメントを懐かしそうに読んでいました。
北海道のタケノコの話は初めて聞きました。