還り見れば酔生夢死か?

80歳代の聾人でネットの話題を書いています。足が悪いので家で得ることが出来るネット情報と私自身の唯我独尊の偏向文です。

最初の“字“

2008-11-26 08:37:11 | ネタ

最初の“字“

この頃の我輩の生活は歩いているようで歩いていないのが現実の生活のようだ。

毎日の生活の中で、これは早急にしなければならない、と言うことが発生する。

ところが、この“やらなければ!“ と言う事柄が今の私には精神的に大きな負担になるのだ。

若い頃は、このようなことは、さっさと済ませていたと思うが、何故か?
最近は”先送り“になる。

そして、いつしか忘れてしまう。

完全に忘れているかと言えばウソになる。

何かの拍子にフト思い出すから困る、どうしよう?と思うが 今更・・・と詰まらぬ思案が繰り返されてなにもしない。

つまるところ結局 なにもしない。

その何もしないことが精神的な負担になり 知らず知らず自分を責め追い詰めている。

忘れるなら忘れるで完全に忘れればいいのだが?それも出来ない。

ウツ・ウツとした日が流れる。

いつしかどうにもならない事態に追い込まれる。時期を失うのだ。

自分で、そのようにしている。

問題の中身は他の方から見れば単純なものである。自分が後に思っても同じである。

何故できない?私自身が持っていた生来の自堕落な性格かも知れない。

こう書けば、また、自分の欠点を生みの親になすりつけている。

無責任も甚だしい!と、思うと、またまた自分の性格に呆れて自分を責める。

まさに無限地獄の繰り返しである。

“その日やることを明日に延ばすことなかれ“ 今の自分に最も必要な事柄である。

年賀状、欠礼の返事、友人から来た手紙の返事、等 それらは 今 このテーブルの上でさえ結構 山積みとなり沢山ある。

きょうこそ、その内のひとつでも片付けようと思うがはてさて・・・・・?

テーブルの上に置かれている年賀状の束を見ると・・・。

年賀状は厳しいな~・・・と早速 音を上げて手元の本を読み出す、

どうにもならぬ“自堕落なくそ爺”である。

よくも几帳面なカミさんが、これまで何十年もこんなダラシナイ我輩に我慢をしているものだと思う。

「俺の物には手を出すな!」と何時も言っているので我輩のものには決してカミさんは手は出さないし片付けもしない。

その結果?我輩の二階の部屋は今や流行りのゴミの山に変じた!

そして、寝るところも無くなった。

最初はシュラフを用いていたが今は寒くてどうにもならなくなり一階に逃げ出した。

ゴミ(?)に追い出された感じである。

「おい おれが死んだら俺の部屋の中に有る物は全てそのまま捨てて呉れ!」
「どうして今 捨てられないの?」カミさんからそのたびに言われているが?

何故か?そうできないのが不思議である。

山となっているランダムに詰まれた本や部屋の中に此処かしこに散らばって、これも山になっている小道具は、手にとると、どれも捨てられなくなるのだ。

「おい!捨てる時には決して箱の中や本の中を調べてはならぬ!」

なぜなら昔の彼女の写真や手紙が挟んであることが多い!

大体は処分した心算であるが?

諸々を挟んだことを忘れていて且つダラシナイのでそのままになっているがカミさんはそのことをよく知っていて調べているようだ。

でもそのようなことはおくびにもださない。

時に昔の現役時代に内緒で頂いた○○ボーナスの一部も軍資金の一部として挟んで(隠して)いることもある。

これはよく見つかる。

「こんなものがあったよ」とニコ・ニコしてお札をヒラ・ヒラさせて我輩に言う。

「ほう~どこから?」

「いいところから・・・」

「いいところ?」単純な我輩は深く考えない。

それでこの件は終わりになるが・・・。

その時はなんとも思わないが、あとでなんで見つけたのかと気がつくアホーでもある。

兎に角 我輩の物には手を触れるな!と、きつく言っているのだ。

これが、なにごとにも関心を持ち知らぬ間に調査をしているカミさんであり、カミさんに不審感を募らせて返って細かく調べられる原因であることはわかっているのだが・・・。

カミさんは、こうして我輩に無断で調べた内容がカミさんにとって如何に不穏なものであろうと、それを“ネタ”に決して我輩を問い詰めない。

そして、どこかで知らぬ間に形を変えて我輩は痛めつけられているのだ!

これはあとで気がつく・・・。

IQの低い我輩が何時も語るに落ちていて後悔しているのが最近の現状である。

かく言いながら、きょうも何事も一歩も進むようすがない!

気分を改めて今日は太極拳の教室に行き“扇”を一曲 舞ってみるか?

而してきょうも何事もはかどらず一日が過ぎるのかも?

大事な友人に手紙の一本も書けばいいのだがね~?

メールなら直ぐにかけるのだが・・・・。

生憎と何故か我輩の友人はベンさんを除いてみんなパソコンはやらない。

その上に実に几帳面で綺麗な字を書く。

友人の手紙は最初の文字から最後まで実に几帳面な字で書いてある。

これが問題だ!

我輩の手紙は出だしの字は自分で言うのも変であるが綺麗である。

それが行を追うごとに乱れて遂には、ちとやそっとでは読めない字の羅列になる。

返事の手紙が書けない原因の一旦はここにあるのかも?

カミさんが昔いみじくも言った。

「私はあんたの最初の字に惑わされたのね!」









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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
最初の字の魅力 (沼じじ)
2008-11-26 11:40:04
最初の文字で奥さまを引き当て(失礼)大正解でしたね。
奥さまもこの人なら掌に載せながら生きられると見抜いたのですね。(ますます失礼)
我が家では「あんたは私の父より(呑べえ)少しましだから、我慢してやったのよ」だって・・・
「老いては妻に従え」の精神で耐えて生きています。
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Unknown (すずか)
2008-11-26 21:19:41
奥さまに一本取られましたね
妻側の立場からすると、なんとも理想のご夫婦の姿・・という感じでうらやましいです

「いいところ」
という言い表し方は、ステキですね!!
ぜひ、使わせていただきます
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人目惚れはありますが? (osamu)
2008-11-26 21:22:37
”一文字惚れ”は聞いたことがありませんが?沼じじさんんとこの奥様も中々おっしゃいますね。

男は黙って飲む!牧水?

もう40数年前ですが?冬の暖房の効いたところでのビールの味は忘れられません。半干しの烏賊をストーブで焼いて醤油をつけて食べた味は今も忘れられません。現場の宿舎での初めての味でした。

こちらでも鎌倉の”タカセイ”で売っています。時々求めに車を飛ばします。
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すずか さんへ (osamu)
2008-11-26 21:37:22
いつもやられています。すずかさんも”いいところ”を見つけて下さい。きっと在りますよ!

いや~・・・ご主人はそのような事はしませんか?

”蟹は甲羅に合わせて穴を掘る”といいます。

ご主人の甲羅は私と違い、このようなセコイことなどはしない大きな甲羅かも知れませんね。

お仕事はいかがですか?なんだか楽しそうですね。
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