余録：米国の初代大統領ジョージ・ワシントンは人前で…

毎日新聞　2015年10月01日　00時20分（最終更新　10月01日　00時21分）

　米国の初代大統領ジョージ・ワシントンは人前で笑わなかったという。それはスプリングをつけた入れ歯がうっかりすると飛び出す恐れがあったためらしい。１ドル札の肖像が口元をしっかりと引き締めているのもこの入れ歯のせいだという

▲横浜市の「歯の博物館」のホームページによると、彼はかかりつけの歯科医に４度入れ歯を作ってもらっている。最初のものは鉛合金に大鹿と人の歯を埋め込んだもので重量はなんと１．３キロ、３度目のものはカバの牙と骨を金の土台にネジで取り付けたものだった

▲このカバの牙や骨は口にする赤ワインですぐに黒ずみ、彼が笑わなかったのはそのせいだろうというのは別の本の見方である。若いころの歯痛や、この入れ歯の不具合が、おりおりの彼の政治的決断にどのような影響を与えたかは米国史の謎というべきかもしれない

▲さて歯科医と政治家との関係といえば入れ歯作りだけにとどまらぬらしい。国会議員の後援会への迂回（うかい）寄付をめぐる政治資金規正法違反容疑で日本歯科医師連盟の前会長ら３人が東京地検に逮捕された。寄付金の制限をすり抜ける迂回策が違法とみなされたのである

▲日歯連といえば１１年前に自民党旧橋本派への１億円ヤミ献金事件で当時の会長らが摘発された事件を思い出す。確かあの事件を機に寄付金の出入りを透明化する法改正が行われたはずである。だが規制あるところ抜け道ありというわけか、何とも懲りない集団である

▲「齲蝕（うしょく）」は虫歯の専門用語だが、まさに政治への信頼をじわじわと虫歯のように侵食する政治資金の不正である。特製入れ歯による民主政治はごめんだ。

　↑　　公開期間を過ぎて開きません。初代大統領ジョージ・ワシントン：大統領任期： 1789年4月30日 - 1797年3月4日

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つぶやき

　初代大統領ジョージ・ワシントンも歯には随分と苦労されたようですね。入れ歯の歴史にみられるように人は数千年前から歯には苦しんでいて「歯」は人類の課題のようです。私は幸いに歯だけは健在のようです。　２０－８０　はクリアしているようです。

　ところで「金」と「政治」は切っても切っても？切れないものらしいですね。そう言えば「借金」も切っても切っても切れないようです。　腐れ縁？　お金にまつわる話は良きにつけ悪しきにつけ尽きません。　

　有能な政治家？は清濁合わせ飲み、されど自身の信念は曲げず・・・と言われる、そのような政治家を現代は見ないようだ。

日本国の代議士でありながら自国を売り「己が名」を、外国に売るに忙しい政治家と称する輩の多いこと・・・・。国益より己の名か優先か？　　

少々寒くなってきた。　今朝　起きた時などブルッ・・とする。　居室の室温２２度　湿度７５％　午前　５時　

還り見れば酔生夢死か？