余録 : 「ソバも元気だ、おっかさん」。ホンダのスーパー…

毎日新聞　2014年05月28日　00時02分

　「ソバも元気だ、おっかさん」。ホンダのスーパーカブの発売当時の広告コピーである。

「そば屋の出前がおかもちを持って運転できるものにしろ」。その開発にあたり創業者・本田宗一郎は命じた

▲「本田造形係長」とは、その彼にデザイン担当の造形室のスタッフがつけたあだ名という。

車体のデザインに夢中になったのは宗一郎その人で、鉄の骨組みに粘土を盛りつけては削る試行錯誤をくり返し、時に骨組みの鉄材を焼き切らせて理想の形を追求したそうだ

▲当時は成形が難しかった樹脂製のレッグシールド（泥よけ）、悪路を想定した大きめのタイヤ、自動遠心３段クラッチと強力な４サイクルの５０ＣＣエンジン−−世界のどこにもなかったバイクはこうして誕生した（井出耕也著「ホンダ伝」）。１９５８年のことだった

▲その発売以来、全面改良は２年前の１度だけ、半世紀以上にわたり基本デザインを維持してきたスーパーカブである。

それが商品独自の形状に商標権を認める「立体商標」に登録されるという。

つまりは特許庁が一目見れば誰もが分かる形＝ブランドと認めたわけだ

▲累計販売数は実に８７００万台、全世界で愛されたこのバイクだ。とりわけ日本の高度成長期に始まるアジアの急成長の記憶が埋め込まれたそのデザインである。

より良い明日を夢見る人々の活力のあふれるところ、必ずレッグシールド付きのバイクが道路を埋めた

▲この機会にささやかな祝福をしたかったのは、きょうの小欄も多くはこの形のバイクでお手元に届けられただろうからだ。

半世紀以上にわたる新聞配達の形をも決めた「造形係長」の熱である。

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つぶやき

　現在　私は普通自動車の１５００ｃｃの大衆車を愛用しているが何時も駐車場に苦労している。足が悪いので外出は車であるが駐車場のない場所には行けない。

　朝の散歩で目にする新聞配達のおばちゃんが利用されている「カブ」には　これなら「外出にいいかな？」と思うが・・・この歳では・・・と、つい気おくれしてしまう。

私の行動半径は１０Ｋｍ　くらいなので案外どうにかなるかな？と思うが国道や県道ではやはり大型車の交通量も多いので危険かな？とおじけづいてしまう。

「５０ｃｃカブ」の法廷速度制限も３０ｋｍ　と　ちと遅い。暴走爺では直ぐに速度違反で捕まりそうだ。　

まァ８０歳を超えてバイクはないということかも？　普通車はよいのだが・・・駐車場がないところに行けぬのが不便である。なんとかしないと・・。

市営プールの駐輪場で私とおない歳くらいの方がバイクに乗って居られる姿をよく見かけるが・・・羨ましかぎりである。

そのうちに家に閉じこもりになるかも？　されどなんとか乗ってみたい「カブ」である。

横須賀は坂の町である。自転車ではとても走れない。

家から駅までのバスも近くにあった高校が廃高になり大幅にバスの便数が減った。　

我が家の近くから最寄りの駅まで健康な方が普通に歩いて１５分～２０分くらいなので殆どの方が歩いて居られるようだ。私は約３０分はかかるし膝の痛みが凄い。

気候もよくなったし気分転換に「カブ」にでも乗るかな？　それには自動車教習所ですこし練習が必要かもね。然し　教習所ではこの歳では受け付けてもらえない？　そんな歳でもある。

以前　電動アシスト自転車を１０万円で買ったが充電が面倒なのと初期の製品故か？直ぐにバッテリーが上がってしまう。今は玄関に置いているが邪魔でしかたない。

この電動アシスト自転車購入は・・・これは失敗の巻きであった。現在売り出されている電動アシスト自転車の性能については不明であるが　もう買う気はしない。懲りたね。

そうそ　昨日の手話の教室で夏のハイキングが話題になったが私が「足が悪いので参加は無理だ」と言うと有る方が「大丈夫だよ。車椅子に載せて押してあげるよ」と言われた。

還り見れば酔生夢死か？