「古釘箱の中でひじきが喧嘩するよう」…
毎日新聞2015年12月26日 00時51分(最終更新 12月26日 00時53分)
「古釘箱(ふるくぎばこ)の中でひじきが喧嘩(けんか)するよう」というたとえがある。古釘やひじきをばらまいたような下手な文字へのけなし文句で、「ひじきの行列」という言い方もある。黒くて細長くて真ん中がちょっと膨らんだところが毛筆の手跡(しゅせき)を思わせる
▲ひじきは漢字だと「鹿尾菜」と書く。これは漢名で、和名はひじきを干した様子が杉の枝のようなので「干杉藻(ひすぎも)」、それがひじきもになったという説がある。平安時代の和歌にも出てくるが、もっと昔から食べられてきた
▲江戸時代に庶民の食事のおかずを相撲番付にしたものがある。目刺しいわしと八杯豆腐(はっぱいどうふ)を大関とするこの番付でひじきの白あえは前頭三枚目となっている。おかずのバラエティーが様変わりした今日も、ひじきの前頭上位という番付はあまり変わっていない気がする
▲もっとも今の人気は鉄分や食物繊維などの栄養によるところが大きい。なのに現在流通している干しひじきの多くは製造に使う釜が鉄製からステンレス製に変わったため含有鉄分が9割も減っているという。文部科学省の日本食品標準成分表の改訂で明らかになった
▲学校給食や栄養指導に用いるこの成分表である。5年ぶりの改訂では食品数を300品目以上増やし、新たに発芽玄米(はつがげんまい)やアマニ油など健康志向を反映した食品や、刺し身などの日本食も取り入れた。また糖尿病の対策に主な食品の炭水化物量を正確に算定したという
▲問題の干しひじきは釜の材質により鉄分量を書き分けた。将来は製品への表示を求める声も上がろう。鉄分が足りないといって、古釘箱に入れて喧嘩させるのは衛生上許されないので、念のため。
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つぶやき
> 現在流通している干しひじきの多くは製造に使う釜が鉄製からステンレス製に変わったため含有鉄分が9割も減っているという。
「貧血で鉄分が欲しい」と言う時によく鹿尾菜(ヒジキ)を食べたが 今後はほんとに鉄分を含んだものを食しなけてばいけないようだ。
私は鹿尾菜(ヒジキ)の成分の鉄分は鹿尾菜その物が自然に持っている成分だと思っていたが鉄釜の所為で鹿尾菜の鉄分が多い!など想像外だった。食物の成分も熱するという単純な鉄釜の所為により変わるなど、おかしなものと思う。
今後の食材は、それ自身が自然に持っている成分と加工後の成分とに分けて我々に知らせて貰えればよいのだがね?
そういえば昔はコレストロールが多いから烏賊はダメだと聞いていたが、いつの間にか烏賊にはコレストロールを制する物質があり人間のコレストロールを増やすことはないと言う。 食べられるものをいただくのみか?
今年もきょうを入れて あと三日・・・
栄養分に関し先輩の言われる通り、研究が進んだのですね~この話は私も最近聞きました。対策:調理は鉄なべを使用?
最近ではトマトはリコピンが生より加熱した方が4倍とか聞きました。
ピザはあまり好きではないし~と思った処で、そういえばソースやケチャップ、トマトジュースもトマトが原料かーこれなら過熱してあるな~と考えるだけで疲れます。生が一番だな~
食べられるものはなんでもいただく~これが縄文人の末裔としてのご先祖様への感謝?
数日前、沖縄方面のどこかの島で縄文人の人骨が多数出土、同じく高岡(富山)でも60体ほどとか。画期的な大発見だそうです。
日本は火山灰土の酸の影響で,骨は溶け今までほとんど縄文集落跡からも出ていなかったそうで、それがサンゴや貝殻で中和され、あるいは粘土質の土で保護されたとか。
今DNAを解析し日本人のルーツなど調べているそうですが、今の所は、縄文期の日本人はほとんど大陸からで、弥生期になると南方各地からも来たとか。まだまだ研究は進みそうで楽しみです。 草々 メタボ拝
そうですねェ~ ご先祖さまの知恵袋に勝るものはなし。のようです。
>沖縄方面のどこかの島で縄文人の人骨が多数出土、同じく高岡(富山)でも60体ほどとか。画期的な大発見だそうです。
このニュースは見逃していました。早速調べてみることにします。
このような お知らせもありがたいことです。
正月の研究?というほどでもないですが うはべだけでもググッてみます。
今年もあと一日になりました。よい大晦日で 福井のうまい蕎麦を戴いてよい お正月を迎えらえますように・・・。 osamu 拝