カミさんの誕生祝い

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カミさんの「誕生祝い」と言っても・・・・こう歳を取ると「めでたくもあり」「めでたくもなし」かな？　

昨日１１時ちょっと過ぎに娘たちが迎えに来た。　

場所を知らないので車の中から外を走る景色から三浦半島の西海岸に向かっていることを知る。

やがて森戸海岸に出た。過って私が若いころ会社の寮に家族で泊まりがけで海水浴をした葉山の森戸海岸である。

娘に「小さいころこの森戸海岸で海水浴をしたのだが覚えているか？」と聞くと「ぜ～んぜ～ん覚えていない」と言う。　

然し最近はこのあたりを通ったことがない。懐かしい場所だ。　車は狭い道路に入り住宅地の中をクネ・クネと走る。

着いたところはこじんまりとした一般の入母屋造りの二階家であった。

ここまで約小１時間かかった。　祭日の所為か車が込んでいたのかも？

家の中は普通の畳座敷であった。部屋は８畳の間で和式である。南側にあった庭にはなにもなく日当たりがいい。

この庭に変に小細工した築山などないのがいい。　

娘が「ここの懐石蕎麦が美味しいと聞いて予約を取りここにきたのよ」と言う。

１２時過ぎから２時半まで次々に出される蕎麦料理を頂きながらカミさんと娘の話は続く・・・・。

私はビールを飲みながら家の造りを拝見するのに忙しかった。

　床の間を見ると茶室模様で娘から「この床・・・なんと言う造り？」と『聞かれたが、よく分からない。

「う～ん　ちょっと分からないが茶室造りの”崩れ床” と言うところかな？」　「崩れ床」など私自身よく知らないが普通の「床の間」造りとはかなり違っていたのでそう答えた。　　まァ　いい加減なものであるが・・・。

懐石コースが終わると料理はほんの少しづつだがお腹は何時の間に一杯になっていた。

下記が行った葉山のお店である。　

ここの食事の料金がいくらかかったのか？娘が全て支払ったので分からないがかなりな費用だったのでは？

帰りに森戸トンネルの近くにある美味しいパン屋さんに寄り久しぶりにパンを買って帰ろうとしたが車が数珠つなぎでお店に入れず通過してしまう。ではソーセージで有名なお店で・・ソ－セージをと思ったがここも駐車場が一杯で結局なにも買えず帰宅した。

家まで送ってもらい家でお茶など飲みながら再びカミさんと娘の話が続く・・・・。

「２５日から２泊３日で北海道に行くのよ・・・千歳空港でレンタカーを借りて観光の予定で・・・美瑛の「ケンーとメリーの木」も見たい・・」・・・とか　いろいろと既に調べているらしい？　

そこでカミさんが北海道の宣伝に姦しい。

カミさんの知る北海道は５０年以上も前の話であるが娘は大人しく拝聴していた。

ここでやっとカミさんも自分の誕生日を得たようだった。

　「北海道は車の速度も速いしウインカーも出さないで右折・左折する車が多いというから気をつけなさい」とこれまたどこで聞いたのか煩く言っていた。

そのカミさんが「う～んと蟹を食べてきなさい」と煩く言っていたが・・・北海道でも蟹は高いのでは？と・・・つい心配してしまう。　

還り見れば酔生夢死か？