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余録:「交番の交代時の夜寒かな」。正岡子規の句である。
毎日新聞 2015年02月20日 00時00分(最終更新 02月20日 00時00分)
「交番の交代時の夜寒(よさむ)かな」。正岡子規(まさおか・しき)の句である。「我今の世に正しき者小学教員と巡査となりと思いしに、此頃(このごろ)小学教員収賄の醜聞続々世間に聞えてたのもしきは巡査ばかりとなりし心細さ。薄給にして廉なるは君子たるに庶幾(ちか)し」
▲それより前、1892(明治25)年に小泉八雲(こいずみ・やくも)(L・ハーン)は日本の警官の大半がサムライ階級の出身だと述べ、こう記した。「自分は世界で一番完全な警官だと考えてよろしいと思う。が、あのすばらしく立派な性質を一代経(た)った後、保持して居るであろうか」
▲柴田宵曲(しばた・しょうきょく)著「明治風物誌」によれば士族出身の巡査は庶民に威張るのが難だったようである。その後何代かを経てみれば、八雲の心配は杞憂(きゆう)だったのだろう。子規がたたえたお巡りさんの清廉への信頼はおおむね今日まで日本の社会に引き継がれた。なのに、である
▲自らが勤務する交番の管轄区域内で10歳の女児を誘拐しようとした疑いで24歳の群馬県警巡査が逮捕された。巡査は女児をだまして車に連れ込もうとした際、その父親の名前を出したという。交番で収集した巡回連絡カードの住民情報を悪用した可能性があるという
▲子どもの連れ去り事件が相次ぎ、むごい事件の記憶もなまなましい中での信じられぬ出来事である。子どもを守る地域の取り組みの柱である全国の交番の警察官には情けない限りだろう。大阪での殺人事件など、この間の警官不祥事の続発まで改めて思い起こされた
▲八雲が次代への継承が難しいと考えたのは「サムライ気質」、士たる者の自尊だった。それにみごと取って代わった警察官の誇りが試される信頼回復策だ。
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つぶやき
公務員の薄給時代はとうの昔の話である。現代ほど公務員が優遇されている時代はないのでは? それも現役時代・年金時代を通じて生涯が保障されている。 諸事 恵まれていると恵まれている者はそのことに気づかないと言う。
私とて同じだと思うが・・・・。それなりに恵まれていると思うほうが無難であると感じる。 やたらに上を見るときりがなく出るのは不平くらいかな?・・・まァ それなりの生活ができればよしとする。
2月も下旬となり寒さも一段と激しく感じる。 最低気温も1~2度 最高気温は5度前後。 未だマイナスががつかないだけいいか? 膝の痛みも酷くなった。 プールから上がった時は痛みは半減しているのだが何故か家に着くことは痛みはもとに戻る。
男社会の「飲む」・「打つ」・「買う」 の三つの本能の内 競輪・競馬・競艇・・・パチンコ・・等 「打つ(博打)」 ・「飲む」が許可されて何故か「買う(売春)」のみ 置き去りにされている。
この「買う」の項目をスイス・英国・フランス・・ほかの国のような許可制を日本に導入は考えられないか? 縄文時代から 現代まで男は男である。 戦後 女性の権利が保障されるや一気に「売春禁止法」が成り立った。今はその後遺症がでているのでは? 速くなんとかして欲しいのだが?
「ぼっちゃん」に登上する校長先生も教頭先生共々遊郭から学校に行っている場面があったような気がするが思い違いだったかな?
メ モ : 世界の売春制度 http://ameblo.jp/yamanooyaji/entry-11011732144.html
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