たまに電車で出かけることがある。
夕方 最寄りの駅に着きカミさんに迎えの電話を入れる。幾ら呼び出しのベルが鳴っても出てこない。
おかしいな?と思いながら、少し時間を置き再度電話をするが応答がない。
「アン畜生 また何処かに行ったな?」つまらぬ怒りを感じる。
カミさんだって何時も家に居るわけではないが・・・。
それは分かっていても何時もの癖で居ないと腹が立つ!
歳をとるとホントに気が短くなり何事も悪いほうへ!悪いほうへと勘ぐる。
バスの乗り場に行くと30分待ちだ。
とても待っていられない。
そこでタクシーとなるがタクシーは、この駅では何時も10数台は待機してお客様を待っている。
即座に乗り込み帰宅する。
玄関を開け居間に行くと、なんとカミさんが仕事をしていて何らや書類をテーブルに広げている。
「おい!先ほど家に何度も電話をしたのに何故(電話に)でない!」部屋に入るなり、頭から怒鳴る。
カミさんはキョトンとして居る。
「どうしたの?」どうやら事情が飲み込めないようだ。
「駅から迎えを頼もうと何度も電話をしたのだ」
「何時?」
「つい、さっきだよ」
「別に電話など無かったよ」どうも話が合わない。
「お前、相当耳が遠くなっているようだな?」
「電話のベルなら俺でも分かるぞ!」
「一度 病院に行って調べて貰え!」腹立ち紛れにイロイロと口からでるにまかせて大声をだす。
「そんなに怒鳴らないでも聞こえるよ」カミさんの口調も変わってくる。
「私が居なければ歩いて帰ればいいのに、子供でもあるまいし・・・」
「歩いたほうが健康にも、膝にもいいのに・・・」
「なに!子供だと・・・」ついに火蓋が切られた。
「そうよ!歩けば健康にいいし、あんたが何時も言っている膝の痛みも歩けば治るよ」全く、人の弱みをよく突っ込んでくる。
「膝が痛むのは歩かないだけが原因ではない!」
「お前の料理が多すぎるのだ!」
「だから食べすぎになって太るからだ!わからんか?」
「料理とは関係ないよ」
「食べるのは私でなく、あんたでしょう!」
「なにも無理やり食べさせているわけではないよ!」
カミさも負けていない。
こちらも、負けるわけに行かない。
「太るのはお前が太るような料理をするからだ!」
「変なことを言わないでよ」
「全く人の苦労も分からないで・・・」
なんだか、何時も間にか電話の話が我輩の膝の痛みに変わって来て更に我輩の肥満に及んでいる。
鈍感な我輩はそれに気がつかない。
「もういい!」
「メシは俺が勝手に食う」
「そうして・・」かみさんも投げ出した。
後は黙って何時ものようにテーブルに座りパソコンの電源を入れる。
このパソコンも近頃は我輩の言うことを聞かない。
作動に時間がかかり、呻き声とも思えるギ・ギ・ギとか ガ・ガ・ガとか不気味な、音を発するようになった。
パソコンに詳しい、おちゃこさんは「もう寿命かも・・・」とかのコメントを戴いた。
どうも余命いくばくもないようだ。
打ったタッチが何故か受け付けてもらえず変換したら変な字がでてくる。
我輩の指もボ-ドを確実に打ってないようだ。
送信、または、投稿して誤字をよく見つける。
今は訂正文を再度送信して治さない。
相手もわかってもらえると勝手に推察している。
長く使った所為かパソコンのキーの上の文字も薄れてきている。
どうやら買い替え時期に来たようだ。
「坊主憎けりゃ袈裟まで憎し」か?
「おい!パソコンが、いかれてきたようだ。買い換えるか?」
「そう、買い換えれば?」
もう、カミさんの返事も気が入ってない。
どうぞ、ご勝手に?と言うところか?
こうなると我輩はなにかと困る。
つまらぬことで喧嘩をしたものだ。
「おい、腹がへったよ」
「そお・・・」生返事である。
「何かないか?」
「ないよ」つれないものだ。
テーブルから立ち上がろうともしない。
「おい、お前はメシを食べないのか?」
「今は欲しくない」
「どうして・・?」
「欲しくないものは欲しくない」
取り付く島がない。
仕方ないか、パソコンで囲碁を始めた。
このような精神的にカッカ・カッカした後の時はチョンボが多い。
緒戦で隅の大石を殺された。やること、なすこと上手くいかない。
「おい腹がへったよ」かみさんが黙って立ち上がった。
〆た!何か作ってくれそうだ。
改めてメシが出来るまでパソコン囲碁を始める。
囲碁は大体早くて一局に40分くらい掛かる。
2局目が始まっても台所からカみさんは出てこない。
おかしいな?と台所を覗くと確かに何か作っているように見える。
その内に出て来ると、たかを括っていると、やがて盆を持ってテーブルに来た。
ああ、やっと、と思ったらかみさんは自分だけ食べ始めた。
カミさんは一人楽しんでいるようだ
「おい、俺のメシは?」
「あんた!自分で食べるとさっき言ったばかりでしょう?」すまして食べ始めた。
コンチクショウめ!
電話に飛びつき
「もし、もし、握りの特上を一つお願いします」カミさんは黙って食事に余念がない。好きなようにしたら・・・。顔色一つ変えない。
我輩は顔を真っ赤にして居る。不満遣る方ない気持ちだ。
特上の握りが、こんなに不味く感じたことはない。
食べ始めた、そこえ、カミさんが黙ってお茶を出した。
カミさんは何も言わない。
変なことだが、このお茶美味しいな、と思った。
寿司には美味しいお茶が一番である。
我輩も黙って出されたお茶をすする。
側で相変わらず、かみさんのスピードのない食事が続いている。
胃袋のないカミさんの食事は1時間以上はかかるのだ。
我輩が寿司を食べ終わった頃やっとカミさんの食事もおわる。
我輩は黙ってカミさんの食器と寿司の容器を盆に載せて台所に運ぶ。
このような事は日頃はしたことがない!
かみさんは、それが当たり前と言った顔をしている。
運ぶのみで後はカミさんが洗う。
夕方 最寄りの駅に着きカミさんに迎えの電話を入れる。幾ら呼び出しのベルが鳴っても出てこない。
おかしいな?と思いながら、少し時間を置き再度電話をするが応答がない。
「アン畜生 また何処かに行ったな?」つまらぬ怒りを感じる。
カミさんだって何時も家に居るわけではないが・・・。
それは分かっていても何時もの癖で居ないと腹が立つ!
歳をとるとホントに気が短くなり何事も悪いほうへ!悪いほうへと勘ぐる。
バスの乗り場に行くと30分待ちだ。
とても待っていられない。
そこでタクシーとなるがタクシーは、この駅では何時も10数台は待機してお客様を待っている。
即座に乗り込み帰宅する。
玄関を開け居間に行くと、なんとカミさんが仕事をしていて何らや書類をテーブルに広げている。
「おい!先ほど家に何度も電話をしたのに何故(電話に)でない!」部屋に入るなり、頭から怒鳴る。
カミさんはキョトンとして居る。
「どうしたの?」どうやら事情が飲み込めないようだ。
「駅から迎えを頼もうと何度も電話をしたのだ」
「何時?」
「つい、さっきだよ」
「別に電話など無かったよ」どうも話が合わない。
「お前、相当耳が遠くなっているようだな?」
「電話のベルなら俺でも分かるぞ!」
「一度 病院に行って調べて貰え!」腹立ち紛れにイロイロと口からでるにまかせて大声をだす。
「そんなに怒鳴らないでも聞こえるよ」カミさんの口調も変わってくる。
「私が居なければ歩いて帰ればいいのに、子供でもあるまいし・・・」
「歩いたほうが健康にも、膝にもいいのに・・・」
「なに!子供だと・・・」ついに火蓋が切られた。
「そうよ!歩けば健康にいいし、あんたが何時も言っている膝の痛みも歩けば治るよ」全く、人の弱みをよく突っ込んでくる。
「膝が痛むのは歩かないだけが原因ではない!」
「お前の料理が多すぎるのだ!」
「だから食べすぎになって太るからだ!わからんか?」
「料理とは関係ないよ」
「食べるのは私でなく、あんたでしょう!」
「なにも無理やり食べさせているわけではないよ!」
カミさも負けていない。
こちらも、負けるわけに行かない。
「太るのはお前が太るような料理をするからだ!」
「変なことを言わないでよ」
「全く人の苦労も分からないで・・・」
なんだか、何時も間にか電話の話が我輩の膝の痛みに変わって来て更に我輩の肥満に及んでいる。
鈍感な我輩はそれに気がつかない。
「もういい!」
「メシは俺が勝手に食う」
「そうして・・」かみさんも投げ出した。
後は黙って何時ものようにテーブルに座りパソコンの電源を入れる。
このパソコンも近頃は我輩の言うことを聞かない。
作動に時間がかかり、呻き声とも思えるギ・ギ・ギとか ガ・ガ・ガとか不気味な、音を発するようになった。
パソコンに詳しい、おちゃこさんは「もう寿命かも・・・」とかのコメントを戴いた。
どうも余命いくばくもないようだ。
打ったタッチが何故か受け付けてもらえず変換したら変な字がでてくる。
我輩の指もボ-ドを確実に打ってないようだ。
送信、または、投稿して誤字をよく見つける。
今は訂正文を再度送信して治さない。
相手もわかってもらえると勝手に推察している。
長く使った所為かパソコンのキーの上の文字も薄れてきている。
どうやら買い替え時期に来たようだ。
「坊主憎けりゃ袈裟まで憎し」か?
「おい!パソコンが、いかれてきたようだ。買い換えるか?」
「そう、買い換えれば?」
もう、カミさんの返事も気が入ってない。
どうぞ、ご勝手に?と言うところか?
こうなると我輩はなにかと困る。
つまらぬことで喧嘩をしたものだ。
「おい、腹がへったよ」
「そお・・・」生返事である。
「何かないか?」
「ないよ」つれないものだ。
テーブルから立ち上がろうともしない。
「おい、お前はメシを食べないのか?」
「今は欲しくない」
「どうして・・?」
「欲しくないものは欲しくない」
取り付く島がない。
仕方ないか、パソコンで囲碁を始めた。
このような精神的にカッカ・カッカした後の時はチョンボが多い。
緒戦で隅の大石を殺された。やること、なすこと上手くいかない。
「おい腹がへったよ」かみさんが黙って立ち上がった。
〆た!何か作ってくれそうだ。
改めてメシが出来るまでパソコン囲碁を始める。
囲碁は大体早くて一局に40分くらい掛かる。
2局目が始まっても台所からカみさんは出てこない。
おかしいな?と台所を覗くと確かに何か作っているように見える。
その内に出て来ると、たかを括っていると、やがて盆を持ってテーブルに来た。
ああ、やっと、と思ったらかみさんは自分だけ食べ始めた。
カミさんは一人楽しんでいるようだ
「おい、俺のメシは?」
「あんた!自分で食べるとさっき言ったばかりでしょう?」すまして食べ始めた。
コンチクショウめ!
電話に飛びつき
「もし、もし、握りの特上を一つお願いします」カミさんは黙って食事に余念がない。好きなようにしたら・・・。顔色一つ変えない。
我輩は顔を真っ赤にして居る。不満遣る方ない気持ちだ。
特上の握りが、こんなに不味く感じたことはない。
食べ始めた、そこえ、カミさんが黙ってお茶を出した。
カミさんは何も言わない。
変なことだが、このお茶美味しいな、と思った。
寿司には美味しいお茶が一番である。
我輩も黙って出されたお茶をすする。
側で相変わらず、かみさんのスピードのない食事が続いている。
胃袋のないカミさんの食事は1時間以上はかかるのだ。
我輩が寿司を食べ終わった頃やっとカミさんの食事もおわる。
我輩は黙ってカミさんの食器と寿司の容器を盆に載せて台所に運ぶ。
このような事は日頃はしたことがない!
かみさんは、それが当たり前と言った顔をしている。
運ぶのみで後はカミさんが洗う。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます