還り見れば酔生夢死か?

80歳代の聾人でネットの話題を書いています。足が悪いので家で得ることが出来るネット情報と私自身の唯我独尊の偏向文です。

ロビーで・・・。

2008-05-31 07:14:49 | ネタ


昨日も何時もの予定とおり「花の国」のプールに行った。

何時もプール入場時間の15分~20分前に待合ロビーに入りシートに座り時間待ちをする。

本を出して読み始めた時に肩を突かれた。

そちらを振り返ると、何時も来ていらっしゃる女性の方が我輩に話しかけられた。

「○山さんが倒れられて今、リハビリをして居られるとお聞きしたのですが?ご存知ですか?」

「○山さん?」咄嗟に思い出さない!

「○山さん?コヤ○さん?」聞き返す。

「そうです。何時もお宅さん(我輩のことです)が親しくお話しておられる方ですよ・・・」

「水泳教室の先生をされて居られた方ですよ」

「ああ、あの方 思い出しました。そういえば最近見かけませんね~」

「先日といっても2週間くらい前に不入斗(イリヤマズ)プールに行ったのですが、何時も見られるのに見かけませんでしたよ」

「そうですか?」

「今のお体の具合はお聞きになっておられませんか?」

「私もお友達から聞きまして驚いて、何時も親しく話しておられる貴方さん(我輩)なら、もっと詳しくご事情を知っておられるのではとお伺いしたのですよ」

「済みません、全く初耳でした」

「他のかたに聞いて見ます」

でも驚いたな~。

あの豪快な泳ぎをされて市の水泳競技会でも記録を沢山持っておられ毎日必ず1~2時間は泳いでおられた。

お年は私より一つ下で確か75歳のはずである。

次は我輩かな?そのような不安な思いが頭を過(ヨ)ぎる。

プールに入ると常連の方が沢山見える。

なかでも顔の広いTさんが見えたので早速聞いてみると、

流石、耳は早い方だ。かなり詳しくご存知だった。

一応、先ほどの女性の方に掻い摘んで話を伝えた。

「○○さんも気をつけてくださいね」優しい言葉をかけられた。

「有難う・・」

このようなニュウスが又聞きながら入る歳になった。

プールを見渡しても昔 おなじみの方も随分見えなくなっている。

カミさんと歩くコースで偶然並んだ。
(かみさんは左周りのコース)我輩は右回りのコース。

「おい、○山さんが倒れられたそうだよ」

「あの、何時も貴方が話していた方?」

「そうだよ」

「先ほど聞いて驚いたばかりだ」

「なんでも、もう一月くらい前のことらしい?」

どうも、皆さん既に我輩は知っていることと思われていたようだ。

○山さんは我輩が現役時代に会社のお得意先の会社に勤めておられて、何かの拍子に会社の仕事を話したら我輩に

「あんた ○○○に居たの?」

「俺はあんたの会社をよく知っているよ」

「えッ N社に勤めて居られたのですか?」

「それどころでないよ。私は工事の予算を組み、発注していたのだよ・・・・」

「アラ・アラ それは、それは・・・」

そこで、お互い仕事の話で大いに盛り上がった。

「あんたの会社の○○さんね~・・・・・」と話は尽きなかったものだ。

以来プールでお会いする時はよく昔の仕事の話で盛り上がった。

登場人物がお互いによく知る実在者だったので話の弾むこと!弾むこと!入場時間を過ぎても話し込んだもんだ。

何故かよく気があった。

彼はY市の水泳連盟の役員を長くしていた。

よくその話も聞かされたが、コレばかりは我輩にはよく分からなかった。

でもあの元気な方が?と言う思いがプールを歩きながら先立った。

人の運命はまさに一寸先も分からない。

あんなに運動していても・・・・・。という思いもある。

彼は「酒の飲みすぎだよ」と言っていたとか?

なんでも朝の水泳から帰ったら一杯やっていたようだ・・・。

所謂(イワユル)昼酒だ。

早く元気な姿をプールで見たい・・・。

プールを上がった時にプールを見ると見慣れた帽子を被った方が泳いでおられた。

泳ぎ方が彼によく似ているが?左の手の動きがおかしい?

右手は何時もの彼の動きと同じだ!身体つきもよく似ている・・・・・。

まさか~と暫く彼の泳ぎを見た。

プールサイドに立つと分かるのだが?ターンをして中々立たない。

我輩が見て既に300M くらいは連続して泳ぎ続けている。

なんとか泳いでいる彼の顔が見たいが中々泳ぎを止めない。

こんなに泳げるのはよく似た別の方だろうと、待ちきれずにプールを後にした。

今日の午後の予定が詰まっているのだ。

帰路の車を運転しながら案外、あれは彼だったのかもしれない?と・・・。

確かめるのが怖かったのかも?

臆病になった“くそ爺”だ!






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6 コメント

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知人の訃報 (沼じじ)
2008-05-31 08:55:46
私も退職してから、同じ屋根の下で過ごした親しい同僚が3人旅立った。
3人は「いい奴で優秀だった」と 話し合ったものです。

私は「いい奴で優秀だった」でなくてよかったのかなあ~と思案中です。
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沼じじさんへ (osamu)
2008-05-31 20:49:10
私の会社での仲良し(悪餓鬼)三悪人?が居ましたが、今は私一人になりました。

二人とも自称:書道家と画家でした。
私は能無しの”口先オトコ”でした。(笑)
一番年下でした。

上野の都立美術館に毎年 春、秋に行きましたが、今は一人で行きます。友の書、油絵がないのは寂しいですね。昨年は国立新美術館に一人で行きました。

 ↓ 国立新美術館です。黒川紀章 設計です。
http://www.nact.jp/
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健康維持 (ベン)
2008-06-01 00:31:01
私も3月と4月に続けて銀行での現役事代の同僚が引退生活に踏み入れた途端に亡くなり驚かされています。
あれ程元気で丈夫だったのにと信じられません。年齢を重ねて来ますとこの様な話は避けられなくなりますが、それにしても元気な人ほど意外と早く病に罹って亡くなる方が多いのにも驚きます。何時も病気で悩んでいた人が未だに悩みながらも生き永らえていると言えば失礼ですが、健康維持をすると言う事は一体どうすれば良いのでしょうか、一寸不安になりますが、やはり年齢には勝てないのでしょうね。私の家内にしてもそうです。元気だった頃の彼女を知っている人にとっては信じ難い事なのですね。生涯看護婦を勤めて来られて、毎年必要な検査もされて来られた人が、突然
肺癌で亡くなられたりしています。これ以上どうすれば良いのかと運命の悪戯には目を瞑る事しか出来ないのでしょうか? 然し頑張りましょう。
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Unknown (薬作り職人)
2008-06-01 09:24:19
元気そうにされている方でも、いつ病魔が襲うか分からない、ですね。私もそろそろ病魔に狙われる年、体調管理には気をつけなくてはいけないのですが。。
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べんさんへ (osamu)
2008-06-01 18:19:40
健康が大事とは言われて、私もそう思いますが、今回の件では、いささか驚きました。
運動と食事、そして体重等が考えられます。
今や、もうドタバタしません。その歳でもないようですから・・・。
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薬作り職人さんへ (osamu)
2008-06-01 18:28:38
そうですよ!私は30歳後半から急激に体重が増えました。特にデスク・ワークになって顕著でした。
会社の帰りは必ず”飲み屋”でしたから・・・。

職人さんが若しも太る体質なら体重に気を付けて下さい。

1000番 残念! 私も見落としていました。大体そのようなインジケーターがあることすら気が付きません。これから気を付けて見ます。

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