長内敏之のブログ

その日の出来事など、いろいろ

最高裁、景観利益を認める

2006-03-30 22:05:04 | まち歩き
 最高裁、は住民の景観利益を認める画期的判決を出しました。「景観利益は法的保護に値する」ということです。
判決文では「良好な景観に近接する地域内に居住し、その恵沢を日常的に享受しているものは、良好な景観が有する客観的な価値の侵害に対して、密接な利害関係を有するものであり、これらのものが有する良好な景観の恵沢を有する利益(景観利益)は法律上保護にあたいする」さらに「大学通り周辺の景観は、良好な風景として人々の歴史的または文化的環境を形作り、豊かな生活環境を構成するものであって、少なくともこの景観に近接する地域内の居住者は、上記景観の恵沢を日常的に享受しており、上記景観については景観利益を有するというべきである」とあります。
 建物の撤去がみとめられなかったことは残念ですが、東京高裁が全面否定した「景観利益」や「70年に及ぶ市民の景観形成の努力」を最高裁は認めました。明和マンションを巡ってこれまで運動してきた市民の思いが認められた判決と受け止めています。 東京海上跡地から大学通りの環境を考える会
 およそ以上の速報がだされました。
 駅頭でのビラまきのあと、7時半からの報告集会に参加して来ました。本当に良かったと思います。まだ裁判はありますがいい影響を与えるでしょう。
 弁護士さんや、原告団の話には目頭が熱くなりました。良かったと思います。

コメント
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