大島恵真(おおしま・えま)の日記

児童文学作家・大島恵真の著作、近況を紹介します。
絵本作家・大島理惠の「いろえんぴつの鳥絵日記」もこちらです。

猫の脳腫瘍のはなし・4・2021年6月1日、その2

2021年06月01日 | 2021.5猫の闘病記
脳腫瘍で亡くなった猫の、5か月の闘病記のつづきです。
「いいね」「応援」「つづき希望」などなど、ありがとうございます…!
「2021.5猫の闘病記」のカテゴリーにまとめましたので、
ご興味のあるかたはのぞいてみてください。


☆2021年1月27日、前日初めて「てんかん的な発作」を起こしたノアは、初めて一日おしっこをしませんでした。えさも食べません。コタツと座椅子のすきまが落ち着くらしく、自分で移動し、はさまって寝ます。ノア、と呼ぶと、しっぽはふります。夕方、動物病院へ。前回、血液検査も受けたのですが、結果は正常。こんど「てんかん」が起きたら薬を、と言われ、点滴(4回目)をしてもらって帰宅。
帰るとすぐにぐるぐる歩き回り、目をキラキラさせて元気になりました。点滴が効いたみたいでした。おしっこもしました。

☆1月28日、朝、フーンフーンと鳴きながら起こしに来てくれました。またまた、復活です。抱くと、ゴロゴロのどを鳴らして、ゴム人形のようにリラックスします。おしっこも大量にしました。
病院でもらったカリカリ療養食のサンプルをいろいろあげてみます。ロイヤルカナンのシリーズが好きなようで、よく食べました。

☆1月29日、30日、31日、朝は鳴いて起こしに来てくれ、おしっこもうんこもして、よく食べ、走り回って、これで「てんかん」がなければ完璧に復活、とひと安心しました。

☆2月1日、調子がよかったのですが、夕方、2回目の「てんかん」発作が。お気に入りの猫ベッドで寝ている最中に、ベッドの中で足で空中をけり始めたので、ベッドごと抱き留めると、ベッドから飛び出そうとします。口から泡をふいて、ウォーと叫びます。動画をとるといいと病院で言われたのですが、猫を保定しながらは無理。猫ベッドががくがくしている動画を撮るのがやっとでした(使えない)。5分で落ち着き、床におろすと、カリカリをばくばく食べます。その後歩き回り、15分くらいたつと、目の焦点もあってきて、鳴いて甘えてきました。発作、おわりです。

☆2月2日、夜中に3回目の発作、その後えさをばくばく。落ち着くとニャーニャー甘えてきます。
ベッドの上で寝かせると(冬はいつもベッドの上で寝ていました)、朝、泡をふきはじめ、けいれん。4回目の発作でした。ウォーと鳴いて、10分で落ち着きます。しばらく、私の顔をじっと見ていました。
15分後には、ふつうに戻って、夫に甘えにいきました。

夕方、また発作の前兆が(うろうろする、口をくちゃくちゃさせる、よだれをたらす)。保定すると、ウォーとさけんで、おさまりました。

その後も、30分おきくらいにこの前兆があらわれましたが、大きな発作にはなりませんでした。
カーペットで寝ているときに、名前を呼ぶと、前足の爪を出したりひっこめたりして応えます。発作以外のときは、ふつうなようでした。

☆2月3日、鳴いて起こしにきてくれました。またまた復活です。
昼、寝ているときに、庭のガレージの扉をガラガラと開ける音で、発作の前兆が起きました。ゴミ袋をがさがさとまとめている音でも。低気圧、光、音、そんなものにも反応するのかもしれないと思いました。そういえば、コタツの中にいることが多くなりました。安心できる場所なのかもしれません。

☆2月4日から、発作もなく、朝は起こしにきてくれ、えさもそこそこ食べ、調子のいい日でした。トイレはだんだん、やりにくくなるようで、しゃがんで5分かかったり、つらそうに鳴いたり、おしっこは2日に一度、うんこは数日に一度になったりと、リズムが崩れていきました。

☆2月15日、同じ様子です。初めて、枕の横にきて座って、フーンフーンと甘えました。この日から、ときどき枕の横に来るようになりました。これまで、「枕の横にすわる」ことはなかったので、不安なのかもしれないと思いました。
えさを大量に与えると吐くようになったので、小分けにしてお皿に置きました。

☆そんな様子が2月25日まで続きました。発作がずっとなかったので、このままおさまってくれることを願いました。

今回はここまでにします。

☆・☆・☆・☆・☆お役立ちメモ

○カリカリ
高齢猫用、というのをスーパーでもさがしました。ロイヤルカナンは高いので、できれば他のえさで、と。高齢猫用にも、年齢がいろいろあるのですが、あんまり高齢すぎると、食べませんでした。病院のサンプルでも、腎臓食、ダイエット、あたりは食べませんでした。カロリーおさえめ=あんまりおいしくない、のかも、と思いました。そんななか、ロイヤルカナンなら「なんでも」食べました。





猫の脳腫瘍のはなし・3 2021年6月1日

2021年06月01日 | 2021.5猫の闘病記
おはようございます。
猫のノアの5か月の介護記録、2021年1月からです。
2020年12月の発症(初めて調子が悪くなった)時はこちらです。


なんとかお正月を迎え、テーブルのお節料理をじっとねらうという、いつも通りのノアに戻りました。
でも、以前ほど食欲はありません。病院では「もうシニアだからえさもシニア用に」と言われ、8歳で高齢か…と複雑な気持ちになりましたが、それで元気になってくれるならと、シニア用のえさを考え始めました。

☆1月6日、また夕ご飯を食べなくなりました。ちゅーるなら食べますが、かりかりは食べません。

☆1月7日、ウェットのえさをひさしぶりに与えました。ばくばく食べました。トイレはほぼいつも通りです。
だきあげると「ウー」とうなるようになり、どこかが痛いのかも、と思いました。

☆1月8、9日、えさは時間をおいて、少しずつ食べています。基本的にストーブの前で寝ています。
おしっこは、これまで1日数回だったのが1日1回になり、うんこは1日1回だったのが、何もしなくなってしまい、

☆1月10日、朝、えさを吐いたので、病院につれていきました。このときは、「うんこをしない」ことが最大の心配でした。
レントゲンは異常なし(異物をのみこんだりしていない)、熱もなし(37.6度)、目の反応もok。胃腸を動かす点滴をしてもらい(点滴これで2回目)、帰ると、ちゅーるを1本食べ、おしっこ。点滴が効いているのか、「ブルル?」と返事もして調子はよさそうでした。

☆1月12日、うんこを4日ぶりにしてくれました。おしっこも。

☆1月13日、朝、ちゅーるを吐きました。ほかのえさは食べません。また、おしっこもうんこもしなくなりました。
猫用のふかふかベッドにヒーターを入れて寝かせました(ここがいちばん暖かい)。猫ベッドからしっぽを出してぶらぶらさせて、快適そうでした。

☆1月15日、夜中には元気になって歩き回っているようです。おしっこもするし、ウエットえさも食べている様子。でも、自分から起こしに来てくれることはなくなりました。

☆1月16日、自分からは起きてきません。ちゅーるも食べません。だきあげると「シャー!」と怒ります。おしっこを、5分かけてようやくしていました。とりあえずほっとしました。
ちゅーるも食べないので心配になり、病院へ。また点滴(3回目)。貧血気味で血圧も低いとのこと。「ジャンクフードでもなんでもいいので食べさせてください」と言われ、帰ってから、エネルギーちゅーる(病院で売っている高カロリーちゅーる)、モンプチまぐろスープなど、高級食を与えます。
この日は、合計でちゅーる4本、まぐろスープ、金のだしなど、それなりに食べてくれました。金のだしが好きなようでした。

☆1月17日、えさを食べるようになり、おしっこは1日1回。うんこは5日していません。それでも、行動的になり、机から飛び降りたり、私を呼びにきたり、調子は戻ってきたようでした。

☆1月18日、久しぶりに朝、起こしにきてくれました。調子が戻ったようです。夜中にえさも食べていました。

☆1月19日、1週間ぶりにうんこが少し…! おしっこもしてありました。えさも食べるようになりました。なんと、ずっと登れなかった冷蔵庫に飛び乗りました。夜、うんこを大量にして、おしっこもして、本当によかった1日です。

☆1月21日、かりかりも食べるようになりました。

☆1月23日、外の鳥や猫も気になる様子で、フーンフーンとくやしそうに鳴きながら歩き回ります。病院から1週間、これで復活!と思いました。

☆1月25日、カリカリを、元気だったころと同じくらい食べた夜、だきあげると「ギャー」と、ちがう生き物のように鳴きます。以前と同じ症状に、また病院?と暗い気持ちに。

☆1月26日、初めてのてんかん的な発作が起きました。朝、猫用ベッドから、私のベッドの上に落ちてきたのです(猫ベッドは机の上に)。その後、畳に落ちて、手足をばたばたさせてもがいています。よだれが出ています。
抱き上げると、丸い目で呆然としています。何が起きたかわからないようで、夫を見て「シャー」と威嚇したり(ふだんは「大好きなおとうさん」なのですが)、舌を出してはあはああえいだり。
その後、しっぽを太くして歩き回りはじめ、自分から歩いてえさのところに行き、ウエットえさを1食分、ばくばく食べました。

今日は、ここまでです。


☆・☆・☆・☆・☆・☆お役立ちメモ

○てんかん…ネットで猫のてんかんを検索すると、みなさん、「発作中は目を開けたまま意識がなく、人間を嚙んだりけったりするので手を出さない方がよく、発作後は徘徊し、すごい食欲になる」ということを書かれていて、まさにその通りだなと思いました。発作は困るけれど、食欲が出てくれるのはよかったと、このときはのんきに考えていました。

○ちゅーる…いろいろなちゅーるを買いましたが、「かつお」はきらいなようで、調子の悪いときは食べてくれませんでした。いちばん好きなのは、「エネルギーちゅーる」、次が「まぐろ」でした。これまで、ちゅーるどころか、ウエットえさもほとんど食べさせていなかったので、急にグルメ猫になりました。そのせいか、毛づやは前よりもよくなりました。