鶴亀十二

八月五日

師の元で能管を習うようになり、この能管守を仰せつかって丸五年。
（いい加減、自分の笛にしたいのだが…苦笑）


粂チと一緒、五歳だす～

おめでと～ワタス♪

(おめでと～と粂に言うと何故だかしょんぼりするの、ナンデ？笑）

昨年の日記を見てみると、『やっと寝返り』って言ってる（笑）

じゃ少し成長させて頂き、ハイハイくらいでいいよね(゜▽゜)





鶴亀　樂

途中なんとかチョロまかし最後までいったけど…

あーかーんー

ぜったい本番もコケる気がする～（涙）

だって指が、ふっ…と分からなくなるの。

これって病気？ねえやっぱ頭の病気なん？ね、ね、おせーて！



師はただ静かに「大丈夫」微笑んで下さるが

何故そー言える？

崖っぷちの私、もう師匠さへ信じられんの。

…ちうのは冗談だけど、ここまでやってきてこの調子。
本番の自分に対して、ぜーんぜん自信と勇気が湧いてこない。
（まいどの事やけど）

不安だったドキドキが、気持ちの良い緊張感に変わり、自分の音もよく聞こえるようになったのは良いのだが

ほんとに、突然指がふっと分からなくなるの

なんだろ。

あと一ヶ月で少しは改善されるかな。






秋からは忙しい。

以前小鼓の先生より聞いていた秋の文化祭の話しが、先日改めて師匠の方からもあった。

師匠が雲雀山を、私は絃上の早舞。

能舞台で吹けるのはやっぱり嬉しい。
緊張でブルっちゃうけど嬉しい。

雲雀山はたぶん相方が打つんだろな～、なら私も中之舞が吹きたかったなぁ～とおもったら

「ミロクさん、雲雀山打つんやろ？」

いや、聞いてないっすよ(￣□￣;

私が先生から伺ったのは１１月空いてるかと言う事と空いてたら中之舞か早舞吹いてほしいと言うこと。
師匠と相談してという話しで、もちろん先生の方から師匠に話しをして下さるとおっしゃってらしたが。

笛だけかと…
うーん、なんかソレって、なんかダメなんじゃないか？

でも師匠は「出ればいい」と言ってくださる。

先生からも、ミロクさんもどうかしらと改めてて電話いただき、思わず「頑張ります！」

言ってもーた。

だって能舞台なんだもん！滅多と上がれないんだもん！
思わず身の程忘れて舞い上がっちまうっちゅーの！


と、熱くなった　も　の　の…

大丈夫か？己
九月の稽古会が終わって二ヶ月後の文化祭、その一ヶ月後は師の笛の会…

しかしこれくらい自分追い込まなきゃ中之舞覚えないし覚えられないから。
(実は五月の会の出番無しでホッとして以来、ぜんぜん稽古してないのだ…アカンやろ)

笛も鼓もバッタバタの大恥だけはかかぬよう！

鼓は連調で既に中之舞デビューした相方がいるんだし、笛は師匠だし心強い。

やるしかないす！