旅の記録【奈良 十月二日】

近鉄京都駅にて

『さあ、ミロク！奈良はすぐそこさ。ぼくについておいで！』

と、せんと君が迎えに来てくれてました（笑）



せんと君もお待たせさせちゃったことですし、奈良まで急がなきゃなりません
じゃ、特急使って近鉄奈良駅までいそげ♪いそげ～♪（せんとくんの看板に異常に興奮）

で、その特急がね乗ってビックリ！なんと二階建てなのだ！（え、普通？）
わたし初めて。




眺めの良い二階席に乗り、２０分ほどで近鉄奈良駅。

改札を出て地上に。
今回は宿泊とお得パックはなかったけど、決まったエリアなら乗り放題にしたので、駅員さんに切符見せるだけで乗れちゃう。
これ、とってもいい気分（笑）

さてバスに乗ってまずは唐招提寺。
そこからは歩いて薬師寺へ行く。
ついでに、西の京駅まで歩いてみると案外近い。
大和西大寺についたら、今度はバスに乗って秋篠寺。

秋篠寺は何度か訪れているし、時間があったらでいいやと思っていたけど
やっぱり行ってよかった～！

写真では伝わらない、技芸天の美しさに感動！感激！

わたしの一番好きな仏像。
今回は笛のお弟子仲間にお札と、わたしにはお守り。
チビッとでもうまくなりますよーに（笑）








近鉄奈良に戻り、とんかつ定食を食べて、賑やかな商店街の土産屋さんをのぞきながら、着いた宿は大仏館（笑）

建物は見るからに古いが、部屋もお風呂も清潔感があって、宿の方々もとても人あたりが良くあたたかい感じ。
何せ部屋からは五重塔…これが一番。

五時半から始まった塔影能。
部屋で待ってたミロク子が、音が良く聞こえたって言うくらい、興福寺からは近いしね。

来年もここがいいかも～と思ったけど、塔影能はどないしよぅかな～次回は金春流。
源さま来るなら是非にだけど



ちうか！今回番組表みてビックリ！なんと源さまのお名前が！ウッソ～ン
笛は杉信太朗さん！アッラ～ン
しらなかったのですわ正直、ちょ～嬉しいかったです。
そしてやっぱり凄いと思った。

杉さんの笛は、お父様の笛と比べてドウコウなんて事、私などには分からない。
だけど杉先生の吹かれる笛を聞いて感じるように、やっぱり信太朗さんの笛にも鳥肌立つような感情の高ぶりが。
心が強く惹かれる魅力的な音。

味方玄さんもそう！
玉之段、こないだの宗家とはまた違った凄さがあった。

子方はお子さんですか？わたしよく知らないのだけど、まだ小さいのに凄いのね。
ボキャ貧だから、凄いとしか言えないもどかしいさ（苦笑）

荘厳な佇まいの金堂と五重塔の前に、演じている人達が、わたし達と同じ人間とは思えない。
一流の世界の美しさと厳しさに感動した。日本人の繊細さで大切に伝え遺されている文化を素晴らしいと、強く感動出来た塔影能の夜だった。



さて明日は早起きして鐘の音を聞きます。
楽しみ！

う～ん嬉しくて寝られないぞ～



※美味しかった夜食♪