おしらべ日記

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歳をとるのも悪くないと思える人生作り

浄瑠璃寺奈良

2009年03月05日 | 
秘仏 吉祥天立像(鎌倉時代)
仏教では毘沙門天の妃。また、千手観音脇侍婆藪仙人の妹。
一切の災いや貧窮を除き、富貴財宝を得るとされる。(「仏像の見方見分け方」より)




浄瑠璃寺
一説には聖武天皇が天平十一年(739)行基に勅して開いたといわれるが、寺伝によれば現在の浄瑠璃寺は永承二年(1047)薬師如来を本尊に檀那阿知山大夫重頼が開いた西小田原浄瑠璃寺を前身とするという。

(「奈良大和の古寺あるき」より)



三月三日(火)くもり雪
   






山門に続く道沿いには鈴なりのアセビ。
気になるニホヒは?
…………
嗅ぐもんじゃあ~ないな(苦笑)






寒さは冬並、あいにくの天気で雪がちらつく
横長にのびる本堂の、ゆったりとした屋根のラインがしとやかで優美。
池に映る本堂と気まぐれに落ちてくる白い雪がまたなかなか良い眺めでグゥ~♪とっても寒かったけど。







さて本堂に入ると九体阿弥陀如来がズラ~~~っと並んでいた。

じっくり向かいあうと、全部が違う表情に顔立ちで面白い。
何故が目が泳いでみえるのは私の心が揺れているからだろうか。
最近はいつも何かに怯え、迷い、乱れ、不安になり…ザワザワし続けてばかり

祈ることも今の私には違って思えて、つーか、だいたい何を祈るっていうの?なんだか自分でも分からない何かに苛々する。

これではダメだと何も考えずに望まずに一度だけ真ん中の中尊に手を合わせた。
そうしていると、不思議に少しずつ気持ちが明るくなった気がして
ああ、これで良かったんだ きっと。



一体一体の阿弥陀さまの前に一つずつの板扉がある。
夜、蝋燭のほのかな明かりに照らされた如来像が九つの開かれた扉から現れ、池にその姿が幻想的に映る
そんな写真を一度見たことがある。
カメラマンの目にはきっと極楽浄土が見えたに違いない。

















トイレに貼ってあった、長閑 長閑
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