おしらべ日記

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歳をとるのも悪くないと思える人生作り

若狭【立木仏・明通寺】

2010年09月13日 | 
師匠が入院された。
痛みを感じながらも無理されてたらしく、心臓にかなり負担がかかったらしい。

しばらくはお稽古はお休み。
ゆっくり休んで、また元気なお顔を見せていただきたい。




そんな願いを込めて、本尊が薬師如来の明通寺と、生きた銀杏の大木に彫られた、安賀里の立木仏にお参りしてきた。

二度目の立木仏。
脇袋のPLANT2からすぐ近く。
看板がこまめに立てられているので村の中ほどにあるのだけど分かりやすかった。

山門近くに横を向いて立っているので、側に行くまでお姿は拝見できない。

石段を登り、御対面。
今日もやわらかい雨が、仏さまの体だけ優しく濡らしていた。
手を触れた時のしっとりとした肌さわりが優しく、心を明るくしてくれる。

見上げると空をおおうように、明るい緑色の葉が沢山ついていた。
隙間から白い光が差し込み、広がる緑に水滴がチカチカ反射して万華鏡みたいに飛び込んでくる。

うん、きっと大丈夫!

師匠、お元気になりますように。



立木仏《十一面観音菩薩》






明通寺には三年ぶり!?
自分の日記でみてみてびっくり。
そんなにたってたんだ~。
時間の流れがとっても早い。
でも近頃は、ひとつひとつゆっくり丁寧に、見たり聞いたり感じたりするようになったことで、綺麗なものや楽しいことたくさん見つけることが出来るようになった。
その代償かもね。



山門をくぐり、鐘を母親の分と二つついた。
大きく広い音に全身包まれるだけで静かな気持ちになれる。

緩やかな参道を行けば、本堂と少し重なりながら見えてくる三重塔、この眺めが大好き…

が!?







ちびっ!とも見えやしません…





なんとも残念です。。。

修理完了は10月の半ば頃か?

そのかわり?塔が特別開扉だそうな。







本堂には私ひとり
優しく頼もしい薬師如来に心静かに手合わせることができた。

そして師匠にお守りをひとつ、薬壺の根付けを選ぶ。




国宝三重塔、特別開扉。





正面には釈迦三尊像
裏には阿弥陀三尊像

阿弥陀さまは西を背にしているのかな。
夕日が沈む頃、阿弥陀さまに手を合わせれば西方浄土を拝むことが出来るのかも…
そうかどうかは分からないけど、想像しながら眺めるだけでも十分。
片足立てた菩薩座像は顔立ちも麗しく、ちょっと如意輪風なのがとっても魅力的。

そして勢至菩薩の後ろ側がちょうど文殊菩薩。
その文殊さんの乗り物といえば獅子。
この獅子がなんとも粂嬢そっくりでね。
ぷりりんとした尻、軽くマッチョな太股の筋肉、気持ちO脚に開いた短い足。

粂嬢そっくり!
そっか~粂嬢の桃尻は国宝級なのかぁ~!←アホですな


もちろん!
もうしばらくは見られることのないだろう内部の壁画なども、しっかりと瞼に焼き付けてきた。
西明寺ほどの華やかさはないけれど、時とともに薄らいでいく、優しい色あい、少し寂しく美しい。




静かな雨のお寺を参ったあと。

全ての命は尊く大切で
優しい気持ちになれたこと感謝して

合掌




※追記

そう言えば、明通寺にもついにペット用のお守りがあった。
不動明王。

時代だねぇ~

買わなかったけど気にはなる。
(副住職さんご夫妻でわんこ好き)←なんとなーく御利益ありそうな気がする(笑)



国宝級の尻
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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2010-09-16 08:58:09
諦應寺の立ち木観音は 良いですね。銀杏の木も緑で良いです。
明通寺の三重塔ご開帳でしたか。釈迦と阿弥陀でしたか。修理中は残念でしたが、中のぶつ様が拝見できたのはよかったですなぁ~

確かに 西方浄土に尻を向けてゴロンの粂さま
お薬師さまに違いない。
返信する
団子さん? (ミロク)
2010-09-16 20:27:50
ですよね?

今度の立木仏は綺麗でしたよ~。
観音さまだけが、しっとりとして、生きている(って言うのも可笑しいですね)ようでした
小浜コースの見仏の時には、まず立木仏に寄ることになりそうです

三重塔の姿が見られなかったのは、とっても残念でしたが特別開扉だったのはちょっぴりラッキーでした
返信する

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