おしらべ日記

能管 小鼓 弓道 クラシックギター フレブル粂 そして彦
歳をとるのも悪くないと思える人生作り

特別公演◇寝音曲◇六地蔵

2017年05月14日 | 
久方振りでの逢瀬でした。

薪能以来だから、、、

あれ?
一年 空いてないわ( ̄▽ ̄)

この余裕な感じが悲しい(笑)

お会い(鑑賞)した後にはもう次を予定していないと切な過ぎて、手元にある数少ない萬チケを数え、居ても立っても居られなくなってたた萬キチはどこへ。。。
一生をかけた想いだと思っておりましたのに。
悲しい事にございます。






さて
そういった邪な念や企み?も全くなく、狂言を純粋に楽しみに。
そして枯れたフィルターがかかった心の目に萬斎さんはどう映るのかを楽しみに。(やっぱ純粋ではない)

今回もありました、解説。
快調に萬斎トークを飛ばしていきます。
フィルターが捉えた第一発は
『面白いおっさん』
そう やはりお年召されましたね~
姿、ではなく 雰囲気というか~
久々にあった親戚のお兄ちゃんが立派なおっさんになっていて、いやじゃないけど 「ああ、そうだよねそうなんだよね」と、なんとな~く寂しく、でも これまでよりも愛おしく思う、そんな感じ。笑笑

でもやっぱり素敵です。萌えはありませんが、黒紋付が一等似合う!
懐から時計を取り出しチラリと見る姿も昔のままに。
懐かしい。。。当時はこれをやったらそろそろ終わりの合図に、胸がキューっとなったものでしたが。「今までもこんなに沢山話してくれてたんだ~萬斎さん」って、これまでお前は何を見とったんじゃ。
お約束の人間賛歌に、見所巻き込み型の飽きさせないトークは楽しいし。
「トントントン♪トントントン♪これはなんでしょう!え?包丁?…右手です!(ニヤリ萬斎流に)」
可愛いおっさんや~( ̄▽ ̄)

いろいろな才能を持っていてそれをフルに活用しようとその可能性を信じ試し、諦める事なく生きていける、気力体力、財力も共に恵まれた人なんだわと改めて思いました。

狂言は寝音曲
万作さんと石之助さん。
コントみたいで面白い。万作さん、いくつなった?と隣りの萬友と。
ほんと変わらない!身のこなしのキレもよくて。驚きました。
見所からも途中、拍手が湧いて盛り上がりを見せる。
ビシッと肩苦しく見るだけじゃない、狂言の良い所。
六地蔵、萬斎さま登場。
こちらもドタバタ喜劇。わかりやすくて面白い。
何度見ても笑える面白さ、吉本新喜劇に通じるものがあります。

合間には舞囃子もありましたが、こちらはまた花筐か、とややうんざり(笑)
土地にちなんでの選曲なんでしょうが、はっきりいって詰まらない( ̄▽ ̄;
分かりやすくカッコいい高砂とかで良かったんでないかな。(自分が花筐好きじゃないからってのもありますが笑)




チケット買ったけど、ギリギリまで忘れていたくらいだった舞台でしたが楽しかった!
やっぱり能楽堂の雰囲気も好きだし。
今回くらいの値段でチケット買えたらまた狂言も観に行きたいかな( ̄m ̄)





驚いたのは演者に太一郎さん、万蔵家から?
確か、亡くなった長男の息子さん。
萬斎氏に師事?
あれ?あれ?と。
映像でしか見たことないのですが面影が似ています。
台詞回しというか節というか、なんとなく違う。
見れば2017年から、、、昨年からやん!
ふう~む、何があったのか。
最近全くご無沙汰で何も知らないんだけど。

ふぅ~む。。。

って感じで気になりますが、追悼番組でみた三番叟が素晴らしくて
万之丞さんの狂言が観たかった!とすごく残念に思ったのを覚えています。
あれから、私も大事に思う人とのお別れを知りました。
そしてそれを知ったから分かる気持ちで物事を考えられるようになりました。

太一郎さんもこれからです。
自身の才能と可能性を信じて良い人生を歩まれますように。








野村太一郎さんHPより






















そして今尚 発信してらっしゃる萬斎さま





















たぶん、ヲタ全盛期だったら































のたうち回ってるな。。。 笑笑



























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