旅の記録【草津温泉】

※ク「この歯並び、草津の湯で治るかしら…」

無理（笑）






八月二十四日 六時出発。

新潟を過ぎて長野、行きはカーナビに従ったので菅平から草津に入る。

草津の入口あたりの道路で、走る足元から聞こえるタイヤのゴー…って音が、ある歌になって聞こえるのに気付いた。

「草津良いと～こ～一度～はぁおいで～」

だ！面白ーい！（笑）


草津熱帯園へ
うーん、小さな子供ならいいかな。
ワニや蛇にカメ、一番の目的カピバラなど。
しかしみんな怠そうに寝てるだけでちょって詰まらんのぉ～。
カピバラの子供
だけどネズミの親分、前歯は恐ろしいほど切れ味良い。
ムツゴロウさん、指食いちぎられたんじゃなかったかな？可愛いけど注意！

カピバラの子供




四時、宿泊先へ。
父子はベッドがよかったみたいだけど空いてなくて和室になる。
入った瞬間…
仕方ないっす、ニオイがあるのは。
しかし昨年泊まった高山のホテルと比べると、かなり臭いな。
たぶん部屋が狭いのと湿気があるから。
初め「俺は車で寝る」とかブツブツ言ってたお父ちゃんも、布団敷いたら運転の疲れもあってソッコー眠りについてしまった（笑）
でも夜に湯畑まで車出してくれたりして、結構親切なよい宿。
厳しい規制が少ないみたいなので、まだ旅なれないワンコで粗相が心配とか、室内でもトイレが必要なワンコには気楽に泊まれてよいのではないかな。
粂嬢はまず室内でしない、と言うか出来ないお嬢なので、なるべくシッコくさい部屋はご遠慮願いたいですけど。

風呂はさすが温泉！
お肌ツルツルになる。
しゅわしゅわの肘や、ガサガサの足の裏までしっとり。帰った翌日、まだツルっとしてる。
風呂嫌いな粂嬢は私らが入ってるのを（ペットも同室できるので）変な顔して見てた。

私的には大きな不平はなんもないのだけど
ただ食事の席が隣どうしとても近いのが辛い。
粂嬢は人には大人しく吠えない淑女？なのだが、相手が犬になると、人変わる、いや犬変わります。

我が家は普段から食べてるテーブルの椅子には乗せないので、粂嬢は当然テーブル下で私の足元にガッシリ蟹挟み…
なのだが、落ち着きないったらアリャしない！
吠えないのだけが救い…
リードを持つ手に神経集中しながらの食事が美味しい訳がありません。汗いっぱいかいた。
それにひきかえ、近くに座っていた柴さん！
お父さんの横(彼も椅子にかけてます)で、他所の犬が何しようが微動だにせず。
食べ物を前にしてもじっとうごかず。

その姿は、ぴしりと伸ばした手を膝の上にのせ、背筋をぴんと伸ばし、主を前に忠誠を誓う立派な武士のよう（笑）

はたまた粂嬢の方はテーブルの下でリードいっぱいいっぱいに突っぱらかって、地べたで開きになっていた。はぁぁぁ～



草津の夜はひんやりとしていて、こちらとは大違いに涼しいが、これでも今年はまだ蒸し暑いそうな。

夜見る湯畑は、真っ黒な空に湯気がむわぁ～っと立ち上り、緑色の湯の池が少し気味が悪く、でもそれがまた幻想的でもある。




二十五日
翌日は早いめに宿を出て、湯畑に向かいお土産を買う。

湯もみ娘のダンス（笑）は、見たかったけど時間がないので断念。



　　　
帰りは滋賀高原を抜けて中野市内から高速に乗り、家に着いたら七時であった。

疲れたのかなぁ、なんだかいつもより体が小さく縮んでみえる粂嬢であった（笑）



家に帰って晩御飯。
私達はお弁当を買い、粂嬢には大好きな白身魚を茹でてやる。

いっぱい食べて
人も犬もゆっくりまったり。

伸びきった粂嬢は、ろくろ首みたいになってる！コワ