雪と動悸

ついに今日、雪らしい雪がふった。

休みだったミ夫が仕事の送り迎えをしてくれた。

暑さのない今は、症状もかなり治まっているが、寒い冬にも怖いものがある。

それは前が良く見えないほどの吹雪の中の運転だ。
真っ黒な空から矢のように降ってくる白い雪。
それしか見えない窓の景色に、益々狭い車内が迫ってきて、意識が体から剥がれそうなあの嫌な感じが…

今日の帰りも一瞬おかしくなりそうだった。
やっぱあかんかもと思った
恐かった。

でもそれが何？
それから何が起こる？
何もない！
何も起きてない！

必死で思い続ける。

三分程の恐怖





今夜もやり過ごすことが出来た。

私の勝ち！

今度も負けないからねっ。




さっきから動悸がしてる、けど“だから何？”で逃してる。

しか～し疲れるなぁ
厄介な体になったもんやわ、トホホ。