大阪芸大ジャーナリズム研究会

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中村佑介20周年展 7月23日(土)から9月25日(日)まで あべのハルカスで

2022-07-22 16:50:13 | 告知記事

 大阪芸大デザイン学科卒業生のイラストレーター中村佑介さんの20年の活動をたどる展覧会が、開催されます。あべのハルカス24階の大阪芸大「スカイキャンパス」で。7月23日(土)から9月25日(日)まで。入場料は、一般1000円、大学生800円。公式サイト( https://www.yn-ex.com/ )参照。<善家碧唯>

(画像:中村佑介展フライヤー 表)

2002年から活動を開始したイラストレーター、中村佑介さん。
ロックバンド「ASIAN KUNG-FU GENERATION」のCDジャケットや、小説『謎解きはディナーのあとで』、『夜は短し歩けよ乙女』などの書籍カバーを手がけたほか、アニメーションのキャラクターデザインやラジオのパーソナリティー、エッセイ執筆も行うなど、幅広い表現活動で知られています。
作品集『Blue』、『NOW』(飛鳥新社・刊)は、イラストレーターの作品集としては異例の累計13万部を記録しています。

今回は、中村佑介の仕事のほぼすべてが一堂に会する大規模な展覧会です。
完成イラストのほか、着色前の線画やアイデアスケッチなども公開。さらに会期中には、サイン会や、著名人を招いてのトークショー、オリジナルグッズの販売も実施されます。

《中村佑介展 20th Anniversary Yusuke Nakamura Exhibition》
●会期=2022年7月23日(土)~ 9月25日(日)11:00~19:00(入館は閉館の30分前まで)。月曜日休館(ただし、8月15日、9月19日は開館)
●場所=大阪芸術大学スカイキャンパス(あべのハルカス24階、17階でエレベーター乗り換え)。
地図
●イベント=
▽トークショー 8月11日(木•祝)13:00~ 
会場:近鉄アート館
出演:作家・森見登美彦さん。
▽トーク&ライブ  8月15日(月)13:00~
会場:近鉄アート館
出演:ASIAN KUNG-FU GENERATION 後藤正文氏
▽サイン会 7月23日(土)、8月6日(土)、8月28日(日)。
●入場料=
一般/1000円、大学生/800円、中高生/600円。
[グッズ付]一般/1300円、大学生/1100円、中高生/900円 。 
※小学生以下入場無料(単独入場はご遠慮ください)
※大学生・中高生料金でご入場の際には学生証または生徒手帳ご提示ください。
※大阪芸大生は入場特典あり。
●主催=中村佑介展実行委員会(大阪芸術大学、読売テレビ)。
●問い合わせ=公式サイト( https://www.yn-ex.com/ )。

(画像下:中村佑介展フライヤー ウラ)


「むつごろう雑技団」 新人ショー出演日程変更

2022-07-20 20:58:59 | ニュース

7月19日(火)に開催を予定していた「パフォーマンスドール」&「むつごろう雑技団」合同新人公演が雨のため延期になりました。当初は雨天などの場合22日(金)、23日(土)の予備日に開催すると主催者が発表していましたが、19日に出演予定だった「むつごろう雑技団」の露月さんは20日(水)に、ポメ井パス丸さんは21日(木)に出演します。


雲仙火砕流「カメラマンの兄の死を考える」 デザイン学科の石津勝さん講演会 7月28日(木)9-204教室で

2022-07-20 19:42:09 | 告知記事

 31年前に発生した雲仙・普賢岳の大火砕流では16人の報道関係者が亡くなりました。新聞カメラマンの兄を亡くした、大阪芸大デザイン学科准教授の石津勝さんのトークセッションが行われます。7月28日(木)5限、9号館204教室で。事前申し込み不要。参加自由、入場無料。

(画像:トークセッション「雲仙・普賢岳 カメラマンだった兄の最期をみつめて」のポスター)

 1991年6月に発生した長崎県の雲仙・普賢岳の大火砕流では43人が死亡。うち16人が、噴火災害を伝えていた新聞、テレビなどの記者やカメラマン、エンジニアらでした。
 この災害で毎日新聞カメラマンだった兄を亡くした、大阪芸大デザイン学科准教授の石津勝さんは、その後、雲仙岳災害記念館(2002年開館)のパネルディスプレイ制作に参画するなど、31年間、兄の死と向き合ってきました。

 石津さんが、兄・勉さん(当時33歳)への思い、伝えることの尊さ、取材の安全とは何かを語るトークセッションが行われます。
 7月28日(木)5限、9号館204教室で行われます(4限には、ビデオ視聴や朗読が行われます)。
 聞き手は、『ラジオ深夜便』で石津先生にインタビューした、放送学科教授の住田功一さんです。
 事前申し込み不要。入場無料。

《トークセッション「雲仙・普賢岳 カメラマンだった兄の最期をみつめて」》
●日時=2022年7月28日(木)
4限(15:00〜16:30):ビデオ視聴や朗読。
5限(16:40〜18:10):石津 勝さんトークセッション。
●場所=大阪芸大9号館204教室。
●講師=デザイン学科准教授:石津 勝さん。▽聞き手:放送学科教授:住田功一さん。
●主催=放送学科住田ゼミ、放送学科アナウンス実習1住田クラス、大阪芸大ジャーナリズム研究会。
●参加方法=参加自由(学科など不問)、事前申し込み不要。参加無料。
●問い合わせ=大阪芸大ジャーナリズム研究会 メール oua_journal@goo.jp 。


3年ぶり音楽系6団体合同ライブ 7月19日から22日まで12号館下ピロティで

2022-07-18 13:51:03 | 告知記事

音楽系6団体が合同ライブ「reboot summer 7th」を3年ぶりに開催します。出演は軽音楽倶楽部、サウンドギャラリー、JAZZ研究会、Oldies Circle SHAKES、アカペラサークルVIVENTE、吹奏楽団Harmonied’Arts。 7月19日(火)、20日(水)、21日(木)、22日(金)放課後に12号館下ピロティで公演。出演順は立て看板で告知。<太田豊>


(画像:学内で配布されているチラシ)

音楽系サークル6団体が合同で開催するライブイベント「reboot summer 7th」が、3年ぶりに開催されます。
7月19日(火)20日(水)21日(木)22日(金)の全4日間の公演で、各日18時20分から19時55分まで開催。場所は12号館下ピロティ。
出演団体は軽音楽倶楽部、サウンドギャラリー、JAZZ研究会、Oldies Circle SHAKES、アカペラサークルVIVENTE、吹奏楽団Harmonied’Artsで、各日の出演は当日立て看板で告知されます。

実行委員長の露口晋平さん(放送学科2年)は「3年振りに開催するので、ぜひ見に来て欲しいです」と話しています。

《「reboot summer 7th」》
●開催日時=7月19日(火)、20日(水)、21日(木)、22日(金)。各日18時20分〜19時55分まで。
●開催場所=大阪芸術大学 12号館下ピロティ(11号館北側の校舎)。
●出演団体=
軽音楽倶楽部(@oua_k_on)、
サウンドギャラリー(https://www.instagram.com/oua_soundgallery/)、
JAZZ研究会(@ouajazz)、
Oldies Circle SHAKES(シェイクス) @OldiesShakes、
アカペラサークルVIVENTE(ビベンテ) @VIVENTE_oua、
吹奏楽団Harmonied’Arts(アルモニーダール) @Harmonie_dArts。
●主催・問い合わせ先=大阪芸術大学7th実行委員会 メール teixk.082394672@gmail.com 。


芸バス、夏になって混雑緩和 その理由は?

2022-07-17 15:50:17 | ニュース

 大阪芸大のスクールバス、通称「芸バス」。対面授業の本格化で、今年度はコロナ前と違い5月の連休を過ぎても混雑が続いていました。長蛇の列に、「遅刻すると思ったので大学まで歩いた」という新入生もいたほどです。ところが、6月以降その混雑が緩和してきています。バスの運行台数は4月以降変動はないというのに…この混雑緩和の理由はいったいどこにあるのでしょうか?<取材班>

(↑写真:芸バス喜志駅前乗り場で、バスに向かう学生や教員)

 私たちが「芸バス」と呼ぶ、大阪芸大の無料スクールバス。近鉄喜志駅前の専用乗り場と芸大11号館前を約15分で結んでいます。
 今年度の授業は、新型コロナウイルスの感染拡大が収まる傾向にあったため4月から全面的に対面形式でスタート。年度当初から多くの学生が芸バスを利用しています。
 ジャーナリズム研究会では、4月中旬と6月中旬に学生の列(流入数)と、積み残しの人数を調査。週半ばの火曜と水曜のデータを調べました。(4月19日と20日、6月14日と15日の調査)

(↑図1−1 火曜日の積み残し人数 4月19日=青色=と6月14日=橙色=)

(↑図1−2 水曜日の積み残し人数 4月20日=青色=と6月15日=橙色=)

混雑ゾーンは「8時30分〜8時40分」と「10時〜10時40分」

 午前中の混雑度合いを、バスに乗れずに滞留する学生数(積み残し数)<図1>でみてみると、4月も6月も変わらず、1限前の8時30分から8時40分ごろと、2限前の10時から10時40分ごろに多いことがわかります。
 乗り場にやってきた学生の数(流入数)<図2>のグラフを見ると、波があります。
 これは、近鉄電車を利用する学生が喜志駅で降りる時間に、流入数が増えているためです。

 特に大阪阿部野橋駅から来る下り電車が到着する時刻が混雑します。積み残し数で見ると、4月も6月ともに100人超の積み残しの行列ができているのが、
▽8時26分着(大阪阿部野橋8時00分発 河内長野行き準急)
▽10時00分着(同9時34分発 河内長野行き準急)
▽10時11分着(同9時44分発 河内長野行き準急、9時50分発 急行・古市乗り換え)
であることがわかります。

(↑図2−1 4月19日火曜日の喜志駅前乗り場の学生流入数)

(↑図2−2 6月14日火曜日 喜志駅前乗り場の学生流入数)

 混雑が続く(バスに乗れない学生の滞留時間が長い)のが2限前の10時台で、4月は10時過ぎから10時50分ごろまで混雑が続いていました。
 新入生からは、「このままでは遅刻すると思ったので、バスをあきらめて大学まで歩いた」という声も聞かれました。ちなみに徒歩だと、喜志駅前から大学までは30分から40分かかります。
  2限の場合、10時30分より前のバスに乗るのがデッドラインだけに、この時間帯に電車に乗った場合は、改札の混雑を抜け出す早さが、遅刻かどうかの分かれ目になります(後述)。

ピーク時の列 4月は300人→6月は多くて200人前後に

 4月は午前(1限前の8時台と、2限前の10時台)の混雑がひどく、8時30分過ぎと10時11分すぎの喜志駅前乗り場では、学生の列が300人を超える時間帯がありました。隣の学習塾の看板前にまで列が伸びていました。
 ところが、6月には積み残しが減少し、多くても列は200人前後に。混雑解消(積み残し解消)までの時間も短縮していることがわかりました。

(↑写真:観光バスタイプの増車が応援に入れないときは、MKバスの代わりに他社のバスがローテーションに入った)

 
バスの台数は変わらず なのに混雑は緩和

 学生の間では、5月の連休明けに色違いのバスが投入されたため「さらにバスの増車をしたから、混雑が緩和したのでは」との見方が出ていましたが、4月以降、バスの合計台数は変わっていないということです。
 バスの運営にあたっているM Kバスの担当者によると、「年度当初から観光バスタイプの車両を3台増車している。途中ではやりくりのために(ペイントの違う)他社のバスで補ったが、1日の運行台数には変更ない」と話しています。
 このため、6月に入っての混雑緩和の理由は、バスの増車とは違う要因だったことになります。

(↑図2−3 4月20日水曜日の喜志駅前乗り場の学生流入数)

(↑図2−4 6月15日水曜日の喜志駅前乗り場の学生流入数)

バス停に流入する学生数の減少 混雑緩和の要因か

 では、混雑の緩和の要因は何だったのか。
 喜志駅前乗り場での調査を4月と6月で比べて見ると、乗り場にやってきた学生の数(流入数)が減っていることがわかります<図2>
 10時過ぎのピークで見てみると、火曜、水曜のデータ共に4月は600人近くが電車から降りてきて、一気にバス乗り場に流入しています。これが、6月14日は約400人に減っています。
ピーク時の流入数も、学生数は約3分の2に減っています。学生が一気にやってくるピーク時の人数が減っていることが、混雑の緩和のひとつの要因と見ることができそうです。

それでも2限に間に合うには 10時30分前後のバスがデッドライン

混雑が最も激しい10時台を、同じ火曜日で見てみます。
4月19日(火)の調査では、混雑のピークは10時5分ごろ。大阪阿部野橋発の電車が、10時に喜志駅に到着するタイミングで、バス乗り場には580人が一気にやってきます。
バス4台で待ち受けていたものの、240人が積み残しとなり、10時13分には次の電車が到着し、さらに200人が流入。バスが次々にやってきても、滞留学生は解消せず、10時48分にようやく、学生の列はなくなりました。
10時22分から30分の間は、乗り場にバスは1台もなく、学生200人弱が取り残される状況でした。
10時50分の2限の授業に間に合う(10時50分前に11号館前到着)には、10時33分発のバスに乗るのがデッドラインでした。(ただし、交通量や天候によって左右されます)

「10時11分喜志駅着」だと…列の最後の3分の1が遅刻

一方。6月14日(火)の調査では、混雑のピークはやはり10時5分ごろ。
電車を降りた学生398人が乗り場に流入。バス6台が待ち受け、積み残しはありませんでした。
その後、10時11分すぎに235人流入。10時25分にバスが出払った時点で、180人が積み残しになりました。
その後、学生の流入、バス到着を繰り返し、10時42分すぎに積み残しは解消されました。
やはり10時30分ごろのバスに乗るのが、2限に間に合うデッドラインでした。10時11分喜志駅着の電車を降りた学生の列の最後の3分の1ほどが授業に間に合いませんでした。

確実に間に合うためには…「10時00分着の準急」

2限に間に合うデッドラインは、曜日や天気によってばらつきが予想されるものの、10時11分喜志駅着の電車では、早めに改札を出ることができた学生は2限に間に合いましたが、出遅れて列の後方に並んだ学生は、2限に遅刻という状況でした。
2限に確実に間に合うためには、10時00分着の河内長野行き準急に乗らなければならないことがわかりました。(ただし、交通量や天候によって左右されます)

(↑写真:バスが出払ってしまい、積み残された学生の列。)

とりわけ減っている1限開始前の学生数 4月の半分に

同じ火曜日の4月19日と6月14日を比較すると、10時すぎのピーク時では、バス乗り場に流入する学生数が6月は約3分の2に減少し、逆に10時11分すぎの2回目のピーク、10時29分すぎの3回目のピークで増加しています。
これは、授業を受ける学生数が減るとともに、到着時刻の遅い電車に分散していることがわかります。
また、1限開始前のピークでも学生が減少。8時台は4月に比べて半分程度に減っています。「1限の授業を捨てる」という学生が増えていることをうかがわせます。
 
対面授業の喜び薄れ バスの混雑解消?

 5月の取材では、MKバスのある担当者は、「コロナ前は、5月の連休が過ぎれば学生の数は急速に減っていた。今年は学生たちがゴールデンウイークを過ぎても、大学にたくさんやってきている」と話していました。2、3年生にとってはオンライン授業から対面授業への移行で、「それだけ、大学の授業を受けたい、という気持ちが強いのではないか」と話していました。
 今年度は授業を受ける意欲が高まったものの、6月に入ってそれがやや落ち着いてきているという見方もできます。

 7月中旬に入って、再び新型コロナウイルスの感染が急拡大しています。
 対面授業をいつまで受けられるのか、先行きは不透明です。
 学習の機会のありがたさを心に秘めながら、どう授業に向き合うか。学生の行動が、これからもバスの混雑を左右しそうです。