ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

地域経済。

2011-08-05 08:55:49 | 田舎の理屈
 いい話が全く無い中でも、すこし注目したのが経済問題です。
 もっとも、明るいニュースでも無いのですがね。
 

世界的な傾向となりつつある急激な円高を食い止めるために政府は4日朝、東京外国為替市場で円売りドル買いの市場介入に踏み切ったのです。
 介入を受けて、日本時間4日未明の海外の為替市場で1ドル=76円台だった円相場は、78円台半ばまで大きく下落したのです。

 日本政府も少し日本を意識した意思表示をした事になります。
 私見としては当前といった感じですが、EU各国やアメリカは批判めいた発言があるようです。

 今回の円高状況は、ドル安、ユーロ安の側面が強い。欧米の財政問題の深刻さに比べ、「日本の方がましだ」という見方が市場に広がったからだとの評価なのです。
 実力的には1ドル=77円台という水準は日本の実力からあまりにかけ離れていると思うのです。

 為替介入と金融緩和は、円高阻止とデフレ脱却への強い覚悟があることを内外に明確に示したことになるのです。欧米だけでなく日本も巨額の債務を抱え、年間数十兆円も国債を追加発行している状況では、単純に円高を国の力として評価し、楽観できないなあ。

 世界的にはマネーゲームをやっている方々がたくさんいそうですから、実質経済を逞しくしなければなりません。

 さらに千葉県のディズニーランド等を経営するオリエンタルランドが4日発表した2011年4~6月期連結決算は、本業のもうけを示す営業損益が30億円の赤字(前年同期は130億円の黒字)に転落しました。最終損益も38億円の赤字(同62億円の黒字)となったのです。売上高も43.0%減の485億円になりました。
 落ち込みの激しい今の日本経済状況では、観光産業のトップを走り続けるディズニー・ランドでさえこうした状況になっているのですから、あとは推してしるべしですね。

 生産力の増強と内需拡大路線に乗せないと厳しい年末が待っていそうです。

 田舎の理屈から言えば、食料品の増産、それも多品種増産がテーマで、食料品の自給率アップに貢献するしかないのでしょう。産地化ではなくて自給率の問題でしょうかね。
 木材だとて同様で、もっと森林に人が気軽に入れる仕組みが必要かと思います。
 先日のキャンプでも、紅葉と栗の苗を植樹してきましたよ。

 杉・檜のみならず、果樹についても、さらに見て楽しむための木々などにも、注目しようと考えています。
 ウバメカシの山を造るっていうのも面白いかもしれません。

 消費地向けの生産でなく、地域のありようについての検討からですね。
 もちろん今出来ることは今やるのですがね。