ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

先進事例 2

2011-01-19 16:05:30 | 四国の道を考える会
 一本の電話が鳴ったことから、道路をテーマとする運動を始めることになったのです。

 当時私は商工団体の職員で,時期は平成4年(1992)の春じゃあなかったかな。随分と昔の事になってしまいました。

 その電話は徳島県のある事業主の方からでした。「高速道路の計画さえない地域からのメッセージを出してはどうか。」といった話でした。

 平成4年頃から商工団体の中でも事業の広域連携について検討が始まっていたのです。しかしながら具体的な活動内容について模索中だったことから、道路の整備計画さえないことを地域の問題として提起することについて、検討をすることは全く問題はありませんでした。ただ高知新聞への意見広告の掲載については財源の確保が問題でした。100万円単位の金が必要だったのです。
 東部地域の商工団体の青年部組織が主体となって実施することを決定し、事業は事務局担当を東洋町に移行して実施することとしました。
 一人1000円の募金を募り財源とする活動を始めたのです。単純に1000人から1000円を頂ければ、事業は遂行できるのです。
 



 未来(あす)への道
 ここだけがナゼ!!
 高速道路計画のないまちからの意見です。

 ・・・・・・・・。

 最後にこのように締めくくっていました。

  私たちはこれからも安芸ー阿南ルートの高速道路を実現する運動を展開します。
  なお、この広告は一人一人の会費によって掲載しています。

 この意見広告は平成5年(1993)4月20日と11月3日に高知新聞の半面広告として掲載され、大きな反響をいただきました。

 「四国の道を考える会」が高知県室戸市最御崎寺で開催されるのが平成10年10月23日ですから5年前の話です。そして今から18年ほど前に企画された事業でした。

 最近は道路整備も少しずつではありますが事業化されています。
 昨年8月には地域高規格道路の奈半利から北川に向けた道路が一般供用されたことは、皆さんご存知の通りです。
 いま平成22年の段階では高知県安芸郡芸西村と安芸市大山岬付近で工事がすすんでいます。

 やっと次は四国の道を考える会の第一回大会です。
 問題は大会の要旨と人集めを含めた広報でした。
 なにしろ民間でこのような大会を高知県東部地域で開催するなど初めての試みだったのです。
 私はいまだにこの活動を引きずっているのです。
 よきにつけ、あしきにつけ・・。
 


 

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