ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

無罪の公算

2010-05-27 22:43:52 | 今日の一面
 本日の高知新聞の一面。
 厚労省文書偽造事件で村木元局長が無罪になる公算が大だと言うのです。

 郵便制度を悪用して虚偽有印公文書作成・同行使の罪に問われていたのです。

 しかし恐ろしいのは、次の一文です。「調書は検察の作文」
 検察というところは、作文をして、証拠書類として提出するんですね。
 何をやってもいい事になります。
 
 裁判長は「取り調べに問題があったと言わざるを得ない。」と。
 
 もしそうだとすれば、検察の責任はどのようなものになるのだろうか。
 無実の方に、罪を着せようとしたことになるのです。

 法治国家・日本。誰のための法なのだろうかね。
 村木元局長は現在休職中なのだそうです。
 彼女のキャリアに傷がつかなければいいのですが。
 そして、彼女が受けた心理的な圧力について、誰かが責任を取らなければならないと思うのです。
 罪人を造るのが、法の精神ではあるまいに。

 人間のする判断に間違いはあるとしても、「作文」は意図的ですねえ。作文を書いた人がいるわけで、また、命令を下した人がいるかも知れず、さらに証拠として採用することを決定した責任者がいるはずです。彼らの発言を聞いてみたいものです。

 せめて、高知県ではこんなことが起きませんように。罪を作るようなことをする者が出ないように、願うばかりです。

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5 コメント

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怖い世の中 (黄昏爺)
2010-05-27 23:44:38
今晩は、またまたお邪魔してます。
法治国家である日本では、複雑怪奇な法律が蔓延していますよね!
法律が無いと動けないから、何かしようとする度に法律を作らなければならない。
公布された法律を国民が皆知っているわけではないから、細かい点を取り上げれば我々は何かの法律に違反して日常を過ごしているとおみます。
国家権力が犯罪者にしようと考えたら、何かの揚げ足を捕まえて犯罪者に仕立てることも可能だと思います。
漢の高祖が秦を征服した時に「法は三章のみ」と約束して人民を喜ばせたといいますが、日本はどんどん法律が増え「一億総犯罪者」となりつつありますねーー!
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ミスタイプ (黄昏爺)
2010-05-27 23:46:22
日常を過ごしているとおみます。
↓↓
日常を過ごしていると思います。
です。ゴメンナサイ!m(__)m
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はい。 (ふくろう親父。)
2010-05-28 09:10:20
しかし、無罪になっても、後を引くよなあ。

告発をするのですから、検察は絶対の自信がなければ、動いてはいけません。

動いたら責任を取る必要があります。
が、そうしたことは聞いたことがないのです。
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Unknown (kochi53)
2010-05-28 23:20:16
ご無沙汰しております。

残念ながら、高知白バイ事件では、検察が学生らの事故目撃証言の調書を握りつぶし、県警の捏造写真が真正な公文書として裁判に提出されました。

みんなの声で歪んだ司法を正道に戻したいものです。
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不快ですね。 (ふくろう親父。)
2010-05-29 09:29:27
 面子とか身内意識が不幸を深めております。

 悲しいことです。
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