酔っ払いだろうと脛かじりだろうと実家暮らしだろうと彼氏の一人もいなかろうと、会社に所属してそれなりに稼げている私は幸せ者なのだと、月曜日の夜からアルコールで頭をガンガンさせてタクシーに乗り込む自分を正当化する。
それなりのシングルベッドに大の字になって寝ても、物を置く場所は十分にある家に住んで、それがたとえ世間的には狭い家でも
私は幸せだ。
自分の体が女で、心も女だとわかっているだけで、たとえそれを有効活用できていなくても、私は幸せなんだ。
出たくない飲み会の幹事をしたって、元が取れる幸せ者だ。