まだ子の性別はわからないのですが、夫は女の子が良いようです。
おどろいたことに、夫のお母さんも女の子が良いようなのです。
理由は、夫の妹に既に二人男の子がいるから。
夫は長男で、弟がいますが未婚です。
私は年齢や他の事情で二人目が産めるかどうかわからないのに、女の子で打ち止めでいいの?と不思議に思いました。
そんな中で、私は私の実家の事を思い出しました。
私の旧姓(仮に五十嵐とします)の系譜は父方にあります。
しかし、実は父方の祖父は五十嵐家の養子でした。
祖父は伊勢の神社の神主の家に生まれた11番目の子でした。
かなり小さい時に東京に出されたようです。
祖父の家には立派な神主さんの白黒写真が飾られていました。
だから、私がいた五十嵐家と言うのは、五十嵐家に養子に来た堤家(祖父の実家、仮とします)と、全く関係のない池田家(祖母の実家、仮名)の血が流れた、全く新しい家系だったのですよね。
実はその後祖父母の子どもで五十嵐家の名を継いだ男子の中で、子どもがいるのは私の家だけでした。
五十嵐の名を継ぐのは私と兄だけ。
しかし私が結婚して夫の姓になり、残る兄はブログで書いてきた事情もあっておそらく結婚しないだろうから、短い五十嵐家の歴史は3代で終わることになってしまいます。
そう考えると不思議な感情が湧いてきます。
もちろん、私たちは堤さんと池田さんと、それから私の母の実家の歴史(血)を受け継いでいるわけだけれど、五十嵐家と言うのはその中でぽつんと孤立した存在に見えます。
歴史が短いという事が、なんとなく私の心の五十嵐家への思いを強くするように思いました。

ところで五十嵐家のお墓はどうするのかしら…。