
ピアノソロ のだめカンタービレ 悲愴ソナタ第2楽章
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TVドラマ「のだめカンタービレ」の中で、のだめと千秋が出会うきっかけとなったベートーヴェンの「ピアノソナタ第8番(悲愴)」(試聴はこちら)。TVの影響もあってか、生徒さんがこのピアノソナタ「悲愴」の第2楽章を弾いています。
今度はその生徒さんに私が影響され、その曲を弾いています。弾いていると穏やかな気持ちになるんですよ、この曲。(*^^*) 2楽章を弾くついでに第3楽章も弾いていると、高校生だった頃を思い出します。
高校の音楽科に通っていた私は、週2回のピアノレッスンの他、さらに月1回、東京から来られる特別講師のレッスンを受けていました。その特別講師が特別恐くて、いっつもお腹をこわすほど緊張してレッスンに行く程。~(-゛-;)~
その先生に、この「悲愴ソナタ」3楽章のレッスンを受けた時の事。スリッパを履いた先生の大きな足が私の足を上からガンガン踏みつけながら、ペダル指導がありました。w( ̄△ ̄;)w 折角の熱血指導でしたが、あまりの剣幕に恐れをなした私は、ペダルのタイミングを覚えるどころではありませんでした。((((^Q^)/゛ギャハハハ
当時先生にとって「悲愴ソナタ」は、近く開かれるご自身のピアノリサイタルのプログラムに入れるほど、思い入れを持って練習なさっていた曲。そりゃー、余計レッスンにも力が入っただろう、先生の熱意と私の意欲にズレがあり過ぎて困られただろうと、今の私ならわかります。(*^m^*)
先生が、「自分はこうやって左手を練習している」と、バリバリ弾いて見せて下さった事、「君はなんでこうやって練習しないんだ!」と責められている気がした事を、ウン十年経った今でも覚えています。
今となってみれば、当時言われた事は至極当たり前のことだと、よくわかります。さらに今、レッスンを受ければ、きっとまた新たな発見や理解もある事でしょう。
しかし、教わるほうの理解力、レベル、気持ち、性格、意欲など、受け入れ側(生徒)の状況によって、せっかくの指導も伝わり切らないんだなと思います。わかることだけしか、わからない。。。。
何十年もかけて音楽を続けている意味を、いろんな局面で感じます。そしてまた、教える事の難しさと楽しさを感じる現在です。(*^。^*)