わたしを愛してくれた先生～人生最高の師～

小学校2年生の時、30代の女性の先生が担任になった。
独身で、わたしを実の子どものようにかわいがってくださった。
1学期には学級委員長に推薦してくれた。
漢字の小テストをよくされた。
そのテストの採点を任してくださった。
それが普通だと思って、放課後、採点した。
終わると、アイスクリームをおごってくださった。

学芸会では、この玉木先生の推薦で、
「花咲じじい」
の悪い爺さんの役を任せてもらった。

学芸会当日、わたしは、いつものように下痢をして、
衣装はうんこまみれになった。
外には見えない。
ただ、臭いので、気づいておられただろう。
でも、黙って劇に送り出された。
わたしは、気持ちが悪く、
へっぴり腰で舞台に立った。
腰を曲げて、よろよろ歩く。
これは、大評判になった。
小学校2年生とは思えぬ見事なじいさんぶりだ、と。
これが、わたしが、演劇に目覚めるきっかけとなった。

お後がよろしいようで……

砥部焼～そして親友～

愛媛県に、砥部焼というのがある。
林先生なら、知っているかもしれない。
わたしも、まったく知らなかった。
が、
今は、大ファンである。
高校時代の親友がいる。
しばらく、音信不通だった。
しかし、
フェイスブックで再会した。
彼は、愛媛県のPRをする会社（愛媛サポーターズ）を立ち上げ、八面六臂の活躍をしている。
さて、
この夏、その彼から、六本木のアンテナショップへの招待がきた。
六本木まで行くと、ショップは簡単に見つかった。
砥部焼、というものを紹介された。
一人目の社員の説明では、ちょっと、わけがわからなかった。
副社長（彼の奥さん）が来た。
「この茶碗、実際に飲んでみると良さがわかりますよ」
親友の妻だから、信用した。
帰ってから、緑茶を入れて、飲んでみた。
茶碗は、得も言われぬ質感を持っていた。
固い陶器なのに、くちびるになじむのだ。
それから、砥部焼の大ファンになった。
難しい説明もある。
それは、今後に譲る。
信用してくれる方は、
砥部焼の茶碗で、一杯だけ緑茶を飲んでいただきたい。
それで、すべての疑問は氷塊するだろう。

図抜けた人

わたしは、20種類以上の仕事を経験した。
甘いかもしれないが、
「どんな職業、職場でも、必ず図抜けた素晴らしい人がいる。」
そういう確信をもっている。

夕食は、720円のラーメンだった。
とてもおいしく、満足した。
ところが、
レジで、
「820円です」
という。
「え？720円でしょ？」
「あ、大盛りだというイメージがあったんで。」
「じゃ、820円でいいです。」
「あ、すみません。720円でいいです。多すぎませんでしたか？」
「うまくて、全部食べました」
結局、720円で済ませてもらった。
冒頭に述べたことを、再度確認した。

ああ、うまかった。
若いのに、素晴らしい人だった。
秘密だけど、あんまりうれしいので、屋号を言う。

鐙（あぶみ）。

今日は、大吉。

ひとつのいじめ解決史

以下は、2013年11月22日に書いたものです。今は、通用しないかもしれませんが、
いじめられた息子に父親がどんな解決法をとるべきか、古典的な知恵を含んでいます。


いじめ論議がはなやかです。
ひとつ、昔の例を書いておきます。
30年前のことです。お父さんが、中学生の息子がいじめられていることを、風のうわさに聞きました。
おとなしい子で、けんかひとつしたことがない。それをいいことに、息子を3人で、言葉や暴力で好きなようにいじめている。
お父さんは、息子に事実を確かめました。はじめは言いたくないようでしたが、お父さんのつっこみに、
とうとう本当にいじめられていることを告白。おとなしいことをいいことに、徹底的にいじめられている。学校は何も対処しない。
お父さんは、考えたそうです。
「すぐ親がでていくことは、好ましくない。息子に、強くなってほしい。」
そこで、「不条理にいじめられたら、その3人をぶん殴れ。3人とも参ったというまでやれ。
ただし、石や刃物、バットなどは決して使うな」
そうやって、3人がノックアウトされたら、それでいい。息子がやっつけられたら、仕方がない。
もし、息子が本当に3人を退治したら、自信がつく。
いじめている3人の親が学校に訴えたり、父親を非難してくるなら、自分が出て行って、学校や親と対決する、と腹を決めました。
そうして、ある日、息子は本当に素手で3人をノックアウトしてしまったそうです。
「よし、学校や相手の親がでてきたら、俺の出番だ。」
と、待ち構えていたら、学校は何も言ってこない。3人の親も何も言ってこない。
それっきり、いじめられなくなったそうです。
賢い父親ですね。
今は、そんな方法で解決できるほど甘くはないかもしれませんが、昭和の時代、本当にあった話です。

よろける快男児Sさんのこと～その2～

紫綬褒章をもらったSさんのことを、1度書いた。
しかし、羽生先生と同じで、本当に威張ることがなかった。
水泳の合宿の時、近くで女子が泳いでいた。
ガキたちは、チラリチラリと見ている。
Sさんの言葉。
「見るな。わしも観たいけど」

ちょっとよろけるような歩き方をされていた。
しかし、障害をもっていたのではない。
国立T大学に現役で入学。
地味な研究生活に入られ、研究者としての道を歩まれた。
高校時代に所属されたバスケットボール部からは、
すぐれた人材が続出した。。
Sさんの薫陶であろうか。

紫綬褒章を受けられたときも、高校同級生のお祝いのメールに、
丁寧に返事をされた。
わたしのごとき者にも。

皆を「支え」たもうひとりの友人のことは、改めて、書く。

羽生善治先生の妻、理恵さんのこと

羽生理恵さん、元畠田理恵さんの話である。
永世七冠羽生善治先生の妻。

PTAでの活躍を書く。
お子さんの学校のPTA役員をされた。
激務だったらしい。
フェイスブックで、その活動は紹介された。
八面六臂の活躍だったらしい。
感心したのは、周りの人々の応援である。
たいへんよくバックアップされた。
もっと感心したのは、理恵さんの、態度である。
周囲の援助に、心から感謝しておられた。
この妻にしてこの夫あり、
というと、言い過ぎだろうか。

イケイケ広島カープ～茅ヶ崎から愛をこめて～

何を隠そう、わたしは、広島カープの熱狂的ファンです。
広島生まれ、と聞けば、当たり前だと思われるかもしれません。
しかし、19歳までは、巨人ファンだったのです。
しかし、福山市出身の親友に
「広島にしとけや」
と言われたのが契機になり、
カープファンに変貌しました。
当時は、弱い弱いと音がするカープ、
と言われていました。

それが、大変貌。
日本一は逃したものの、
球界の覇者です。

ひとつだけ、印象に残ったことを紹介します。
セ・リーグ優勝の瞬間を見ていました。
と、けがをして欠場している鈴木誠也をおんぶしている選手がいるではありませんか。
誰だと思われますか？

巨砲ブラッド・エルドレッドです。

決勝は日本人とフランス人～国際将棋トーナメント～

以下は、3年前の今日、投稿した記事です。（2015年2月1日）

去る12月6・7日、第6回将棋の国際トーナメントが、静岡で開催された。
出場はA・Bと2組に分かれ、48人で行われた。
A組の決勝は日本人とフランス人。日本の高橋晴仁さんが優勝。
日本が面目を保った。
参加した人の国籍は、フランス、アメリカ、中国、スウェーデンなど。
プロ棋士が、海外での普及活動をしている。
将棋も、国際的な広がりを持ったゲームとなった。
駒の文字は、今ではアルファベットではなく、そのままの漢字の方が人気があるそうだ。
欧米で、漢字に対する興味が高くなっているからだ。
近く、女流王座戦に参加する外国人の予選も始まる。
日本の将棋人口は、約1000万人と推定されている。
世界の将棋人口はどこまで伸びるのだろうか。