二次元が好きだ!!

SSなどの二次創作作品の連載、気に入ったSSの紹介をします。
現在ストパン憑依物「ヴァルハラの乙女」を連載中。

(書き途中)ヴァルハラの乙女たち

2010-08-19 21:53:29 | 習作SS

「う・・・・・?」

随分長く寝ていたようで意識がはっきりするまで時間がかかった。
しかし酷い頭痛が未だに頭に響いている。

「目が覚めたかね?」
「はい・・・・え・・・・。」

振り向いた先に白い服を着た男性は医者という職業の人間だと分かるが


それよりも、


「おじさん、どうして体中に『線』が書かれているの。」
「何を言っているのかな?線なんてどこにもないが大丈夫かね。」

脳に障害でもあるのか、とブツブツと医者は呟く。

でも私にはそれが見える。
それが『死』を表すものであると脳髄が訴えている。

アタマが、いたい。

「それより君は自分の名前は分かるか。」
「名前・・・・・・・・。」

そうだ、名前。
自身のアイデンティティーたる名前は・・・・・。

「・・・ゲルトルート・バルクホルン。」
「ふむ、自我の認識には異常はないようだ。」

違う、私は××××だったはずでゲルトルート・バルクホルンなんかじゃないのに。
なのに、自分はゲルトルート・バルクホルンだと認識してしまっている。

「ところで、何か体に違和感を覚えないかな。」
「違和感?」

違和感なんて体の作りが幼女体系で頭痛はするし
しかもアソコがあって違和感だらけ・・・・アソコがある?

「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「その様子だと分かったようだね。」

股間にはなぜか前世で見慣れた代物が鎮座していた。




第1話「1944年のあくる日」




どこまでも続く青い空。
雲も少なく、気温はやや高い季節なので暑いのが難点だが乾燥した気候のお陰で湿度は低い。
こんな日ならゆっくり太陽でも浴びてのんびりしたい――――シャーロット・イェーガ大尉はそう思った。

「―――――しろ、イェーガ大尉。」

しかし、今は訓練中。
心を読む魔法でもあるのか先任将校、ゲルトルート・バルクホルンから無線が入る。
電波の状態が悪かったせいで“しろ”以前の部分は聞こえなかったが大まか“集中しろ”と言ったのだろうと見当をつける。
眼を横に向ける、旋回して後ろを取ろうとする所の彼女あるいは彼を見つけた。
加速、魔法力を一気にマーリンエンジンに流し込み、接近して来たバルクホルンを引き離す。

今度はこちらが攻撃すべく縦回転の要領で上昇、
後ろにいるかもしれない相手から見れば上昇した瞬間表面積が増加するから狙い易いかもしれない。
だが狙われる前により速く、より速く、上昇してしまう。

「――――――っ」

悔しそうな息遣いがインカムから流れる。
それに思わず優越感を感じる。もっともまだこの戦いは終わっていないが。

「シャーリー!制限高度は200メートルだよ!」

耳に流れた音声は何時も一緒にいる幼きウィッチ、フランチェスカ・ルッキーニの声。
このまま速度差を生かして上から攻撃しようと考えたが高度制限を聞いて高度を調整する。
今回の訓練の主題は「低空でのドック・ファイト」だったかな、などと記憶から引き出し再び空を見渡す。

後方なし
前方なし
上空なし
左右なし

どこに――――下か!

「くっ―――――!!」

ギリギリ回避機動が間に合いすぐ脇を光の粒が通り抜ける。
訓練用のペイント弾なので当たっても死ぬことも魔女の魔法のお陰で痛くもないが実戦を思うと緊張する。

視線を下の方に向ける、発見。
海面が反射して分かりにくいが低空から斜め機銃の要領で攻撃したらしい。

同軸上に同速度で飛行して敵の視野外の斜め下から機関銃を上に向けて射撃するのは対大型ネウロイ戦でよく取られる戦法だ。
火力が足りない武装で装甲の堅いネウロイに一撃離脱戦法をしても効果が薄く、苦戦した戦争初期の時にバルクホルンが考えた新しい射撃方法である。
同軸上に同速度からの射撃は足りない火力でも命中率が高いため、弾数を叩きこめるなどの利点がある。

―――本当にすごい。

つい感心してしまう。
シャーリーの高度は現在120メートル。
対してバルクホルンは海面の反射を利用するため高度は70メートル程、超低空と言ってもよい位置。
航空歩兵という兵種は通常の航空機と比べ、ボバリングに無理な機動が可能で身体と一体化したストライカーユニット。
これにより人が操る航空機よりも俊敏な動きができるので低空での機動も航空機の常識を超えた無茶な真似も可能だ。

とはいえ、低空飛行は危険なのは変わりなく。
100メートル以下の飛行などは訓練するがあまりやるべきでないのが常識。
これらの要素を組み合わせてバルクホルンの行動は自身の技能に絶対の自信があってこそできることだ。
経験の差、それが自分と彼女の違いであるとシャーリーは感じ取った。

でも、あたしだって伊達に航空歩兵をしているわけじゃない――――そう言い聞かせ再び上昇。

バルクホルンはすでにシャーリーの後ろに食い付き、何発か撃っている。
銃声が連続したのではなく、ダッダッダッ、ダッダッダッと弾を節約したいのかバースト射撃らしい。
弾幕を張られれば一発でも当たったかもしれないが弾装がすぐに交換せねばならない羽目になるので賢明な選択だ。

“空戦技能はエーリカに負けて、部隊指揮はミーナに劣る”

そんな事をバルクホルンは呟いていたが







見ての通り書き途中ですがなんとなく公開。
どうせ1日あたり200人くればいい方のブログなのでノ―プログラム(自虐)


コメント (5)
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