12月4日(土)
2時すぎ
ボス今日は2時半に出勤 布団の中で半分起き半分寝ている私
出かける少し前に
「…れい。 れい、娘様子がおかしいから見たってな」
と
一気にバチンと目が覚め、這うように
「娘、娘、娘、…」
とそばに行く
ベッドで丸くなっている
ボス娘を撫でながら
「拗ねてんねん」
生きた心地がしなかった…
この上娘までだなんて冗談じゃない
ボスを見送った後眠れず考える
亡くなったご先祖様や虹の橋へ向かった息子が大事なのは当たり前のこと
でも生きている自分らは
本当はもっと大事なんじゃないか?
娘は今まで私の愛情を一身に受けて育ってきた
100%の愛情を注いで育ててきた
ボスと一緒に生活するようになってからは
それが1/2になり
ボスと2人で100%なんだけど
甘えん坊の娘にとっては実は寂しかったに違いない
昔はゆっくり一粒ずつご飯を食べ
お皿の中に手を伸ばしても
「ママも食べたいの? いいよ分けてあげるよ?」
という感じだった
お兄ちゃんが出来てからは
慌てて飲み込むように食べるようになり
何でも自分が一番でないと気が済まなくなり
息子が私やボスに甘えると横入りするようになった
娘はずっとずっと我慢していたのかもしれない
娘を大切にすること
娘を連れてどこかに旅行に行くこと
夢中になって娘と遊ぶこと
かわいがること
それは息子が亡くなった今
してはいけないことのような気がしていた
申し訳ないような、かわいそうな気がしていた
昨日散財していても涙を堪えるのが大変で
自分が能面のようで表情がないことくらいわかっていた
それでも途中ふと息子のことを忘れていたことに気付いて
「息子ちゃんごめん、ママ、息子ちゃんのこと、今忘れて…」
とまた涙を堪えて。
でも息子が病気になる前も
病気がひどくなってからも
私はボスと”行ってくるね”と出かけたし
外食もしたし買い物にも行った
その間は娘のことも息子のことも忘れ、楽しい時間を過ごしたじゃないか
息子が虹の橋を渡った途端
四六時中息子のことを考えていなければならないだなんてお笑い種だ
年がら年中忘れてはならないことを自分に課すなんて
そんなこと
あの息子が喜ぶわけがない
息子のことが頭から離れて
娘と楽しく生活することが
息子を忘れたり
息子をないがしろにしたりすることに繋がるわけがない
そんな、
息子を忘れるとかないがしろにするだなんて
絶対ありえない!
大事なのは
今
目の前にあるものを大切にすることだ
この1週間、何度も繰り返し呟きながら生活してたじゃないか
「息子が望んでいること、今までと何も変わらない毎日」
って…
真っ暗な和室の天井を見上げながら
布団の中でそんなことを考えた
そして何度も私に伝えてきたあの言葉が蘇る
「エエか? オレが全部オマエに教えたるからな?」
ツーっと涙がつたった
息子、亡くなって尚
私に大切なことを教えてくれた
数年後、数十年後、
今度は間違いなく娘を見送らなければならないときがやってくる
息子、全部全部私に教えてくれようとしてる
あの子が今私に一生懸命教えてくれてること
私絶対ムダにしない
息子が心配で心配で
悲しくて悲しくて
たまらず泣き暮らしたあの日々
それでも必死で生きる息子の「生」に
”もう泣かない”
と強く誓ったあの日のこと
よく憶えてる
もう散々泣いた
本当はまだいくらでも涙は出る気がする
そう、誓ったあの日以降と同じ
でもね息子…
息子のお陰で、ママ、
またほんの少しだけ強くなれそうだよ
まだまだへなちょこだから
すぐに泣いちゃうと思うけど
昨日までのママとは違うよ
だから
「それでエエ」
って
くすって笑って。
初七日を明日に控え
大事なことを私に教えた息子。
「泣き暮らすのは今日までにしろ」
という声が聞こえたような気がして
今朝はスッキリ目覚めることが出来ました。
実は昨日、来年の手帳を買いました
表紙が可愛くて(可愛いの大好き!)パラパラと中を見ると
使いやすそうな感じだったので選びました。
表紙の言葉ですら染み入ります
一枚開くと
2人の子供に、”ありがとう”でいっぱい…
そして11月
見えるかな…
「たくさんの未来の中に あなただけにできるコトが必ずある。」
と書いてあります
そして12月
この手帳に出会わせたのも息子の小さな奇跡なのかもしれません
お~~~~~~~い息子ちゃ~~~~~ん!!
今日もいい天気だよ~~~~~!
さっすが晴れ男は違うねぇ~
やってくれるねぇ~!
明日、初七日だって~!
早いね~!
でもママは多分もう大丈夫だよ~~~~!!
涙・涙の記録
辛い辛い心の記録
もう今日で
おしまいにするよ~~~~~~っっっっ!!!!!!
心の中で大きく叫ぶ
息子に届くといいな
にほんブログ村
人気ブログランキング