ぷりちー探検隊

ゆる~い感じで書いていきます。

『パンズ…』再び

2007-11-01 | 映画
吾郎さん、来年1月からの連ドラ決定だそうですね。
弁護士役で奥さんは小雪さん。コメディーらしいとか。
楽しいドラマを期待してます!

その吾郎さんが「コトイチ」に選んだ『パンズ・ラビリンス』ですが、いろんな方の意見を読ませていただきました。
思ったとおり、賛否が分かれる作品だったようです。
「一生忘れられない名作」という方もいれば、「稲垣にダマされた、これは反戦映画じゃないか」、という方も。
たしかに舞台はスペイン内戦下で、フランコ政権とゲリラの戦いを描いてはいるのですが、これは(私の考えですが)過酷な状況に少女を置く必要があったために設定されたことであって、けっして当時のフランコ政権を批判した反戦映画ではありません。
作り手が描きたかったことはそんなことではないと思います。
たぶん吾郎さんも、この作品で描かれた戦争の悲惨さを感じてはいたでしょうが(たしかちゃんと言っていたような…)、そのことがテーマの作品ではないと解ってたんじゃないでしょうか。
私が一番共感できた方の感想は、「好きじゃないけどいい作品」、「好きじゃないけどまた観たい」でした。
私もまた観たい。痛くて残酷で悲惨だけどたまらなく美しいこの作品。
これが「毒がある」ってことなのかな。