久しぶりにまんがを読みました。
最近、本らしいものは全く読んでなかったもんで、これ読んだだけですごく疲れた。かなり脳細胞使ったと思う。
「えっ、まんが読んで疲れるの?」って思うでしょ。
でもコレねー、すっごく難解なんですよ。1巻目からもう、何がナニやらさっぱり…
あまりにたくさんの要素が含まれていて、それが複雑に絡みあってて、その絡み合った糸が私の古びた脳細胞ではなかなか解けないのよ。
まあ最後まで読み終わった時点でやっとなんとか、ぼんやりとだけど理解できたかなってくらい。
キーワードは夢、子供、未来、記憶、火星、不老不死、カニバリズム…(すごいな萩尾望都、これをひとつの物語にしてしまうなんて)
コレ、SF大賞ってのを受賞してるんですが、他にまんがで受賞してるのは、たしか大友克広さんが『童夢』で受賞してるかな。(『気分はもう戦争』はどうだったかな?あれは原作者がいるから違うのかな?)
まあとにかく大きな賞ですよ。
少女まんがだからって甘くみちゃイケンってことですね。
萩尾さんの描く人物たちは相変わらずその動きが美しいです。ひらひらと舞うように、流れるように動いてます。
1枚の絵の中で動きが見える、なんてアホなこと言ってますが、もっとアホなことに音楽も聞こえるし、風や匂いまで感じるんですよ。
こんなふうに感じてしまう自分はいったいどんだけマニアなんだって、改めて思ってしまった。