![](http://ecx.images-amazon.com/images/I/212VJ7CrdgL.jpg)
清水 義範著『読み違え源氏物語』
源氏物語をモチーフにした物語集。
1話目の「夕顔殺人事件」は「すべて、作中で人が死ぬ小説は推理小説として読むことが可能である」と言うミステリーマニアが「夕顔」を推理小説仕立てで語って見せています。
2話目の「かの御方の日記」は葵の上の日記。
それと「最も愚かで幸せな后の話」は「確かに!」と思えました。
見方を変えれば、印象ってこんなに変わるのね。
これらの3話は好きでしたが、現代版源氏物語の話は私には今一つでした。
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畠中 恵著『おまけのこ』
『しゃばけ』シリーズ第4弾です。
第3弾は無かったので、間を飛ばして借りました。
最後の「おまけのこ」は可愛いお話です。
鳴家の冒険譚。
今、この文庫本を買うと鳴家のストラップを貰えるらしいですよ。
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林 譲治著『進化の設計者』
面白くなかったとは言わないけれど、「タイトルと中身違うだろ~」という気持ち。
背表紙にも「次なる進化の階を予兆する」というのも内容から見ると大げさっぽい。
最初の3箇所の舞台でのエピソードを読んでいる時は面白くなりそうな気がしたのですけど。
正直物足りない感じの終わり方でした。