夜中の2時半、頭痛がして目が覚めました。
最近はありませんが昔は半年に1度くらいはよくあったことで
痛み止め薬を飲んでそれが効いて来るまでは眠れませんので
起きていたのですが、尿意に続いて便意
薬が効かない上、腹痛までして来たのです
1時間ほど待ったのですが、これはいつもと違っておかしい、と
熟睡中の女房を起こすのはかわいそうと思い
4㌔の道程を自分で運転して急遽、緊急医である日赤へ。
闇夜に浮かび上がる建物がすぐ目の前にせまった所で
吐気までしてきて、路上を汚すわけにいかないのでグッと我慢しながら
と言うよりも飲み込みながら、ようやく救急口までたどり着きました。
日赤の場合は当番制になっていて
よく分かりませんが基本的には治療はしてくれず
“その場しのぎ”の対処薬を出すだけのことを後で知ることになるのですが
「朝になったらかかり付医に行ってください」と鎮痛剤をくれるだけです。
自宅で飲んだ痛み止めが全く効かないのに
これだけで帰れ、と言われても不安でしたので
その場で指定量を服用して、待合室で待つこと小一時間
不安的中、頭痛はなくなったものの腹痛はいっこうに治まらずに駆け込んで便器を抱えて吐くほどです。
この時、時計はすでに午前4時を回っています。
「まだ痛いですか?」
「痛いです」
「それでは痛み止めを点滴しましょう」
点滴をしている間も激痛でベットにじっとしていられません。
「スタンドを持って歩いていただいても結構ですよ」と言うから
病室の中を、腕に点滴の針を刺したまま
スタンドを転がしながらウロウロと歩き回ることとなったのです
(続く)