保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

死亡届

2012年02月29日 | 葬祭と相続の記録&自らの終活

モニターに表れていた脈拍と呼吸の数がフラットになると
最終的には医師が瞳孔と手首の脈を確認
その後で聴診器を当てて死亡の宣告をすると同時に正式な死亡日時を告げました。

互助会方式のA葬儀会社で通夜から葬儀までを行うことに決めていましたので
遺族は例え夜中であっても、そこに連絡をして遺体を搬出しなければなりません。

病院によっては遺体安置所が設けられている所もあるようですが
ここにそれがあることは聞いていませんでした。

A社には霊安室があり、会場の都合によっては
そちらに一旦安置してくれるようですし、希望があれば自宅への一次帰宅も可能と聞いていましたが
空いていましたので直接、A社の通夜室に連れて行くことにしました。

病院では、医師が死亡を確認するとすぐに
4日も泊り込みで付き添っていたためにすっかり顔馴染みになった看護師さん達が
遺体の殺菌と新しい浴衣での身づくろいと薄化粧をしてくれました。

それに要する時間(私の場合は約1時間)を予め尋ねてから
何時頃に来て欲しい旨を葬儀会社に伝えておくとスムーズに行きます。

この病院では、正面玄関ではなく職員用出入り口に専用の寝台車が横付けになり
担当医師と数人の看護師さんが一礼して見送ってくれました。

家族の一人が「死亡診断書」を持って同乗するように言われますので
医師が署名捺印した「死亡診断書」を受け取ることも忘れないようにします。

A3の右側は市町村役場の戸籍係へ提出する「死亡届」になっていて
病院にこの用紙は準備されているもののようです。

こうして病院で死亡した場合は簡単ですが
“その他”で息を引き取った場合は警察の調査が入り“事件性の有無”を調べられるのですから
家族でありながら不快な思いをする話も数多く聞いています。

もちろん、自宅であってもこれは同じで
風呂場での急死や庭先や畑で倒れていて死亡が確認されたケースなど
かなり詳しくあれこれと尋ねられて(と言うよりも尋問されて)大変なようです。

この死亡届を提出する際、死亡したのが世帯主である場合は
「世帯主の変更届」も同時に提出することになっていますので
後日、ヘンなもめ事にならないように前もって決めておかなければなりません。

これらの書類の提出は葬儀会社が代行してくれますが
これは市町村役場が発行する「火葬許可証」がすぐに必要になるためで
火葬場には必ずこれを持参しなければならず、終わるとお寺さんに渡す「埋葬許可証」になるのです。

この時期、いつ雪になるか分からなく、家が平地から1㌔ほど坂を上がった立地にあり
高齢な義母の知人・友人のことを考慮すると自宅は避けた方が良いと考え
また一方では、特に女性達の物理的な難儀さを回避するため
1泊5万円がかかるとは言え、利用を決めていたA社の通夜室に義母を安置してもらいました。

ホッと一息付けたのは、死亡からまだ2時間ちょっとしか経っていない午後8時頃のことでした。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする