5回の通院が必要とされる禁煙外来の治療期間は120日というのですから
8日間の入院を機に禁煙している私にとっても、その日数耐え忍べば
きっと苦悩から解放されるに違いないと思っていました。
ところが実際は、昨年暮れに迎えた120日・4ヶ月目の頃は
タバコの味が恋しいというよりもむしろ日常生活の中にしっかり組み込まれていた
習慣がなくなったことによる消失感というか空虚感が我慢のしどころでした。
これがいわゆる“間(ま)が持てない”というヤツだったのでしょうか。
とにかく120日は禁煙が完結する日数でなかったことは確かです。
さらに2カ月・60日が過ぎ禁煙期間は180日・約半年となり
この“間が持てない感覚”がほとんどなくなっていることに先日、ふと気付きました。
と同時に“我慢している感じ”もいつの間にかかなり減少しているようです。
この「ふと」とか「いつの間にか」が重要な点で
タバコなしで暮らすことが普通の日常になってきた証しなのかもしれません
ずいぶん以前のことですがタバコ税が値上げされて
1箱1000円になるかもしれないとの噂を機に禁煙したことがあり
結局数十円のアップで済んだことで半年後にまた吸い出してしまったことがありました。
今回の目的は経済的な面以上に、むしろあらゆる病気の危険因子として
病院で治療や検査を受ける度に取り沙汰されることが煩わしくなっていた折
早期胃ガンの疑いによる内視鏡切除術で8日間も入院することになり
どうせその間、吸えずに我慢するのならちょうど良い機会なので
そのまま止めてしまえ、と今日に至っているものです。
動機が今一つ確固たるものではなかったので退院してすぐに銀行に行き
これで浮くはずの月15000円ずつ5年満期90万円の定期積金を始めて
心変わりの挫折対策にしたことは結構、効果がありました。
なぜなら、禁煙後「食事が美味くなった」やスポーツの際「息切れがしなくなった」等
世間で言うところのこれといった変化が実感できていない一方
この積立預金はすでに75000円と貯まって行くのが目に見えるのですから…。
やっぱ、 か